見出し画像

盾も手札も空っぽに!楽しいヘルボデスフェニカチュア【デュエプレ】

注:本記事は、カジュアル向けのデッキ紹介記事となります。「(環境デッキにしか)興味ないよ(笑)」という方はブラウザバック推奨です。


構築の経緯

2024/01/19、デュエプレ公式Twitter(自称X)にてとあるカードが公開されました。

紙では大人気だったという《極・龍覇ヘルボロフ》と付属ドラグハート《極魔王殿ウェルカム・ヘル》です。
紙のデュエマにほぼ触ってこなかった筆者はこう思いました。

「デスフェニのためのカードじゃん」と。

最近別の五大王にハマってたので…

《ウェルカムヘル》はコスト5以下の闇のクリーチャーなら何でも墓地から出せるので、進化クリーチャーの《暗黒王デス・フェニックス》すら出すことが出来ます。
さらに、ウェルカムヘルを出す《極・龍覇ヘルボロフ》の種族は、ちょうどデスフェニの進化元になる「デーモン・コマンド・ドラゴン」。

これはもうビルド杯に持ち込むしかねぇ!
そう思って意気揚々と組んだデッキがコチラ。

プロトタイプ

《ウェルカムヘル》のリアニメイト効果は、このカードが出た時以外に、ドラグナーが攻撃した時にも使えるので、《ヘルボロフ》をSAにしながら踏み倒せる《煉獄と魔弾の印》に着目しました。

これで、まず《ウェルカムヘル》が出た時に進化元になるファイアー・バードを蘇生。《ヘルボロフ》が攻撃する時にバードとヘルボロフを進化元に、《デスフェニ》を蘇生することが出来ます。

しかし、このデッキには致命的な欠点がありました。このデッキ、


ボルメテウス・リターンズで良いのです。


デュエプレでは《ボルメテウス・リターンズ》という、6マナで「ボルメテウス」と名前にあるクリーチャーをSA付きで蘇生できる呪文が存在しています。

オリカ

盾焼却がしたいなら、ヘルボロフ×デスフェニなんて面倒なことをしなくても、事前に墓地にボルメテウス・サファイア・ドラゴンを落としておくだけで良いこの呪文を使えばいいのです。

この事実に気が付いた時の筆者

ヘルボロフをSA化するのは良い案だと思ったのですが、速度で《リターンズ》に負けてしまっている以上は、差別化のために別のアプローチをかけなければいけません。

考えられるのは、デスフェニックスのもう1つの能力「場を離れた時に全ハンデス」を活かすことでしょうか?この場合、デスフェニの盾焼却能力を活かすためには、デスフェニの攻撃終了後にデスフェニを場から離れさせる必要があります。

でも、良い感じのタイミングでデスフェニをバトルゾーンから離れさせることができ、ついでにヘルボロフをSAにして踏み倒せるカードなんてあるわけ…









いました。

デッキリスト

多色が多めですが、マナカーブ通りに動きたいのが5マナ時にカチュアを出す時ぐらいしかないので意外と大丈夫です。

動かし方

この動画を見てもらうと手っ取り早いと思います。

バトルゾーンか墓地にファイアー・バード、墓地か手札にデスフェニがいる時にカチュアを起動することで始動します。
どうしてもカチュアが除去される場合は、マナを伸ばしてヘルボロフを直接出すことも考えましょう。

採用カード解説

《幻想妖精カチュア》《極・龍覇ヘルボロフ》《暗黒王デス・フェニックス》

デッキのコンセプト。
コンセプトなので全て4投です。

《ヘルボロフ》はカチュアから踏み倒せるので当初は3投でしたが、カチュアから何度も踏み倒したい上に、手札から出しても強いので4投になりました。

《デス・フェニックス》はバトルゾーンに何度も出すカードではないので数を減らしてもいいように見えますが、ゲームの序盤~中盤に必ずプレイしたいカードであり、このデッキはリソースが細いので少しでも素引きする確率を上げるために4投です。

《神滅翔天ザーク・ゼヴォル》《ゴッド・ガット》

デスフェニの進化元になる闇のファイアー・バード。どちらも《ウェルカム・ヘル》から蘇生して、手札のデスフェニを捨てることが出来ます。

リソースを稼ぐことができ、ドラゴン種族とスレイヤー持ちというオリカならではの超ハイスペックカードの《ザーク・ゼヴォル》は当然4投。
《ゴッド・ガット》も4投したかったのですが、ゴッドの採用枚数が少ないことと、《未来設計図》や《次元の霊峰》でサーチが出来なくもないので、枠の都合で3枚になりました。

《竜極神》

《ゴッド・ガット》からのサーチ先としてピン刺ししました。パワー2000以下のクリーチャーを一掃できる《竜極神メツ》が強力なのは勿論、《竜極神ゲキ》も《ザーク・ゼヴォル》を蘇生してデスフェニの進化元を供給したり、《バトライ閣》の龍解に貢献したりと八面六臂の活躍をしてくれます。

同じく《ゴット・ガット》でサーチでき、単体でサブフィニッシャーにもなる《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》も採用候補でしたが、《次元の霊峰》の探索がブレるので解雇になりました。

《未来設計図》《次元の霊峰》

《未来設計図》は自然が入るコンボデッキではほぼ確実に採用されるカード。
このデッキは、コンボ始動に《カチュア》「闇のファイアー・バード」《デス・フェニックス》の3枚が必要なので、手札の状況に応じて必要なカードをサーチできる《未来設計図》はとても役に立ちます。

また、《ザーク・ゼヴォル》《デス・フェニックス》の2枚を確実に手札に加えられる《次元の霊峰》もかなり強いと思い2枚ほど採用しました。

《霞み妖精ジャスミン》《ダーク・ライフ》

初動枠。墓地にデスフェニや闇のファイアー・バードを落としてくれる可能性のある《ダーク・ライフ》と、《未来設計図》でサーチ出来る《霞み妖精ジャスミン》を採用しました。

マナブーストは3t目までに1度使えれば十分なのと、《ジャスミン》をサーチ出来る《未来設計図》まで含めれば初動が12枚あることになるので、この枚数にしました。

《クロス・アイニー》《スーパー炎獄スクラッパー》

トリガー枠。色調整も兼ねてます。
火・闇・自然の多色トリガーは《腐敗妖精ダチュラ》《クロス・アイニー》ぐらいしかマトモなものがなかったので、種族がファイアー・バードでこのデッキと相性が良い《クロス・アイニー》を採用しました。
本当は4枚採用したかったのですが、多色の枚数が多くなりすぎたので、2枚ほど《スーパー炎獄スクラッパー》に差し替えました。

《王・龍覇グレンモルト「刃」》

カチュアから出せる3種類目のドラゴンとしての採用。
当初は《ヘルボロフ》を何度も使い回せる《魔龍バベルギヌス》をこの枠に採用していましたが、クリーチャーを大量に展開してくる系のデッキが少々しんどいと感じたので、《グリージーホーン》+《ジャンヌ・ミゼル》でそのような盤面に強く出れるこのクリーチャーを採用しました。

《ウェルカムヘル》の蘇生効果はドラグナーならどの文明でも攻撃時に使えるので、《銀河剣プロトハート》を装備して攻撃時に《デスフェニックス》に進化して二回攻撃なんてことも出来ちゃいます。

ドラグハート

デッキコンセプトの《極魔王殿ウェルカムヘル》2枚とSA化が無難に偉い《龍魂城閣レッドゥル》、モルト刃のための《熱血剣グリージーホーン》《革命槍ジャンヌミゼル》までが確定枠です。

盾焼却と大量ハンデスで相手の墓地の枚数が増えるので龍解しやすい《龍芭扇ファンパイ》、デスフェニが2回攻撃できるようになる《銀河剣プロトハート》も優先的に採用したい枠です。

意外にもバトライ武神に龍解しやすい《爆熱剣バトライ刃》、モルト刃の盤面処理力をさらに向上させる《覇戦将龍剣ガイオウバーン》が選択枠。好みで採用してください。

不採用カード

《炎刃イダテン・アクセラ―》

カチュアと相性抜群なカードなので脳死で入れてましたが、ドラグハートがポンポン並ぶこのデッキにとってクロスギアで盤面を1枠埋めるのは邪魔で仕方がありませんでした。
盤面制限が緩くなるか、《ウェルカムヘル》が龍解時にカードも破壊できるようになればワンチャンあるかも?

《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》

《ゴッド・ガット》はゴッドだけでなくクリエイターもサーチ出来るので、単体性能が高い《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》の方が強いのでは?と思って採用しました。そしたら《次元の霊峰》の探索がブレて負けたので即刻不採用にしました。
採用するなら、《クロス・アイニー》を別のトリガーに変えればいいと思います。


おわりに

いかがでしたか?

惜しくもビルド杯の入賞は逃してしまいましたが、ワンターンで盾焼却&全ハンデスという他のデッキには不可能な動きが出来る楽しいコンボデッキなので、「このデッキに興味あるよ(笑)」という方はぜひ使ってみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

オウドゥンヌ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?