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土星のない人生なんて・・・

本日9月18日の17:46に土星が順行を開始しました。土星は今春4月30日から山羊座の20度〜13度を逆行していました。課題と試練の星「土星」は現実を見せてくれるシビアな星。その土星が逆行する期間は、今後のための基礎、土台を作り直す時間でもありました。この4月末からの約4ヶ月半はどんな時間が流れていましたか?今いちど振り返ってみるといいですね。

土星は「時の神」でもあります。土星逆行中はショートカット、近道よりも「急がば回れ」。遠回りや迂回を強いられたり、停滞感を感じていた方も多かったのではないでしょうか。先月半ばに幸運と発展の星・木星も順行を開始し、これで木土ふたつの社会天体が揃って順行になり、ここから木星が山羊座入りする12月初めまで、社会を取巻く流れも加速していきそうです。(来月には消費税増税もありますしね・・・いろいろ買いだめしとかなくっちゃ、笑)木星以降の比較的公転周期が長い星たちの逆行は個人に与えるインパクトというよりも社会全体に働きかける要素も強いかと思います。

今日は土星に意識を向けながら過ごしていたのですが、以前に比べると、だいぶ土星に対する印象が変わって来たことに気づきました。若かりし頃、それこそ占星学に出会った30代半ば頃は土星が怖くて仕方なかったな〜と・・・20代後半に迎えたサターンリターンで土星の洗礼を受け、人生が一変。離婚を経て、海外での暮らしや学びをとおして、ぐらぐらして頼りなかった太陽を生まれ変わらせ、やっと自分らしさを取り戻した30代。ネイタルチャートでも土星のパンチが効いている私・・・占星学に巡り会えたのも土星の導きだったのかもしれません。

コツコツ一歩づつ努力を重ねていくこと、諦めずに取り組み続ける粘り強さ、コンプレックスをただの苦手意識に終わらせずプロフェッショナルな領域にまで高めること、自分の能力を効率よく使っていくこと、責任感、自分を律する力、ルールを守ること、時間をかけてひとつのことを形にしていくことなど、これらの土星の教えがなければ、今の自分はいなかったと思います。

もちろん土星は自分だけじゃなく、どの人の中にもあります。相手の土星が自分のネイタルの星たちとアスペクトを形成するとき、相手の土星が自分の「お師匠さん」になってくれます。ついつい一人だと甘えちゃう、怠けちゃうなんて場合も相手の土星がやんわりそれを牽制し、自分だけだとできなかったことが相手との関係性の中で達成できたりする、そんなこともあったりします。

イージーなアスペクトだと「見守りつつ監督してもらっているような印象」、ハードなアスペクトだと「難題を突きつけて来て厳しく躾けられるような印象」になりやすいです。いずれにせよ、相手の土星が自分のネイタルの星と絡むと土星の扱う「時間」がふたりの中に生まれ、長きのご縁や友情につながるケースも多いです。

金火のふたつ星がもたらす、好いた惚れた!といった花火的な恋愛も楽しいけれど、土星がもたらす、長い時間をかけてお互いの成長を支えあうような関係性も良いものだな〜と思います。こんなことを思えるようになったのも、自分が歳を重ねて、土星のエネルギーをマスターして来たからかもしれません(苦笑)土星は人を「大人にしてくれる星」なのです。

12月には木星が土冥の滞在する山羊座に合流。山羊座に木星・土星・冥王星の三つ星が並びます。そして年明けには土冥のコンジャンクションと、山羊座フィーバーに沸く2020年。土星にとって山羊座は実家・ホームグラウンド。土星のパワーがのびのび発揮されやすい配置です。年末には木土のグレートコンジャンクション(水瓶座0度にて)も控えています。まだまだ土星の動きから目が離せない時期が続きそうです。

土星は重々しく捉えられがちですが、私は何だか土星って「漬物石」みたいな存在だな〜って感じます。あの重石がなければ、美味しいお漬物にはならないし、水っぽくて気の抜けた寝ぼけた味にしかならない。重石があるからギュッと野菜の旨味が濃縮される・・・目立たないし、味付けそのものを担当しているわけじゃない地味な存在だけど美味しさに貢献している、そんな重石と土星のイメージが重なり合うのです(笑)

kirari 「星と旅する毎日」 http://kiraristar.net

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