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最近読んだ本

佐伯泰英

杜若艶姿〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
大店の幼女を狙った連続誘拐事件には、どのような裏があるのか。当代切っての立女形・岩井半四郎から芝居見物に誘われた小籐次は駿太郎の健やかな成長も相まって束の間の平穏を味わっていたが、ふとした拍子に下手人らしき賊の居所を突き止める。小籐次は御用に同道するが、騒動はそれだけに留まらなかった……。人気シリーズ、怒涛の第十二弾。

野分一過〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
野分の到来を予見して、長屋の面々と芝神明社へ避難した小籐次は、そこで知り合った若い女の飼い猫探しに同道し、千枚通しで殺された彼女の旦那を発見する。物盗りの所業か。小籐次はそう見立てたが、野分一過の大川に同様の手口で殺された男の死体が揚がり、事態が急変。はたして、事件の裏には何が隠されているのか。大人気シリーズ、第十三弾。

状箱騒動 酔いどれ小籐次留書
うづと太郎吉の祝言で、無事に仲人を務めた小藤次は水戸へ旅立った。だが、案内役の水戸藩小姓頭・太田静太郎と合流するや、街道筋で藩主の状箱が盗まれたことを耳にする。葵の御門が入った状箱は権威の証。その強奪は何を意味するのか――。図らずも、老中の密偵・おしんと行き合った小藤次は、予期せぬ事態を知らされる。破邪顕正の第19弾!

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