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ちょっと前に読んだ本

佐伯泰英

御鑓拝借〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
豊後森藩下屋敷の厩番・赤目小籐次は、大酒会で一斗五升の酒をあおって藩主・久留島通嘉の参勤下番の見送りを欠き、奉公を解かれる。だが、そこには小籐次のある目論見があった。江戸城中で他藩主から辱めを受けたことを通嘉から聞かされ、脱藩して意趣返しをする決意を固めていたのである。大名行列の襲撃―。小籐次の孤独な闘いが始まった。

意地に候〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
四藩の御鑓を強奪し、主君の意趣返しを果たした赤目小藤次は、芝口新町の新兵衛長屋で浪々の身を送っていたが、ある日、見知らぬ男たちに襲われる。長屋の主・久慈屋昌右衛門の話では、先の騒動で威信を傷つけられた小城藩に不穏な動きがあるという。相次ぐ謎の投げ文、忍び寄る刺客の影―。小藤次は再び孤独な闘いを強いられる。

寄残花恋〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
御鑓拝借騒動で威信を傷つけられた小城藩の刺客・能見一族を討ち果たした赤目小藤次は甲斐国への道中、幕府の女密偵・おしんと出会う。小藤次は、おしんから甲府勤番・長倉実高が密かに金山を採掘しているという話を聞き探索に同道するが、そのには驚くべき真相が横たわっていた。孤高の浪人の壮絶な闘いを描く人気時代小説、シリーズ第三弾。

一首千両〈新装版〉―酔いどれ小籐次留書
追腹組との死闘が続く赤目小藤次は、文化十五年元旦、初日の出を遥拝していた江戸湾で流人を救う。だが翌日、男は小藤次の小舟を盗み、姿を暗ませる。秀次親分らの探索で男が千住宿へ向かったことを知った小藤次は後を追うが、その頃、江戸の分限者の間で小藤次の首に懸賞金をかける姦計が密かに練られていた。人気シリーズ、待望の第四弾。


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