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最近読んだ本


オンブラマイフ。 真野ゆき子
かつて深い愛情で結ばれていた夏葉と聡史。それぞれが別の道を歩みだして20年以上経ったあと、ふとしたきっかけから書簡とメールでのやりとりを始めます。もう若くはない二人は、かつての強い恋心を愛情に変えて、自制心をもってそれぞれの思いを吐露します。一つひとつ思い出をたどり、気持ちを確かめてゆく夏葉と聡史でしたが、ある日を境に聡史からのメールが途絶えてしまいます。それでもメールを送り続ける夏葉にようやく届いた返信は夏葉を激しく動揺させますが、その後、二人の心をより強く結びます。相手へ負担をかけず、ひたすら相手のしあわせを願う深い愛情を描いた、大人の恋愛小説。
「オンブラマイフ」……ヘンデル作曲のオペラ「クセルクセス」中で歌われるアリア。

南へ舵を 新・古着屋総兵衛 第四巻 佐伯泰英
“影”本郷康秀を誅殺した総兵衛一行は、上野、越後、越中を経て盛夏の加賀に入った。海路より金沢入りしていた信一郎らと合流し、前田家と交易を行う。一方、日本橋富沢町大黒屋では、ちゅう吉の掴んだ本郷家老女と薩摩藩用人の密談が大番頭光蔵に報告されていた。帰参した総兵衛は八百善で町奉行と秘かに対面。その帰途、李黒の妖術が…。にわかに暗雲立ちこめる緊迫の第四巻。

年末年始の帰省新幹線車中で。

やっぱり本が好き


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