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最近読んだ本


天の川の舟乗り: 名探偵音野順の事件簿 北山猛邦
金塊を祭る村に怪盗マゼランを名乗る人物から届いた『祭の夜 金塊を頂く』という予告状。金塊がなくなると観光客が来なくなると危惧した村の有力者の娘は名探偵音野と助手の白瀬に監視を依頼する。しかし、警戒する二人の前で起こったのは密室殺人で……大胆なトリックと切実な動機が胸を打つ表題作など4編を収録。引きこもりがちな名探偵が活躍する、大人気シリーズ第3弾。

因果 百万石の留守居役(九) 上田秀人
加賀藩領内に入り、お国入りの一行がほっとしたのもつかの間、高岡の名刹瑞龍寺境内で、襲撃者が藩主綱紀を狙う。道中交渉役をはたしてきた数馬が、応戦するのだが……。そして数馬を待つ琴のいる金沢でも、きな臭い動きが。そして数馬に下された新たな使命とは? 留守居役の数馬に休む間なし。

ばあさんは15歳 阿川佐和子
孫娘と頑固ばあさん
2019年と1963年をまたぐ
二人の冒険の行く先は 高校入学を目前に、ふとした異変で
昭和にタイムスリップしてしまった菜緒。
時はオリンピック前年。
口が悪く愛想なしの祖母を相棒に
東京タワーから始まる物語は
思わぬ出会いと発見にあふれて――
やがて明らかになる、ばあさんの封印された過去。
取り返しのつかない出来事を、
菜緒は覆すことができるのか!?

愉快で爽快、ラストに涙が待っている。
阿川佐和子の最新小説

三題噺 示現流幽霊 神田紅梅亭寄席物帳 愛川晶
怪しげな手品師と船宿の一席、狙われる老落語家、師匠いわくの山間の宿。そして福之助がついに…? 著者の書き下ろし新作落語「示現流幽霊」を核に、落語家・山桜亭馬春の推理が展開する。本格落語ミステリー第4弾。


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