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7年目にして初めて

「急に今日休みになった!」

 「うそ!なんかする?」

「しよう!」

 「めしとか?」

「かな!お腹へった!」

 「中心とかいく?」



それぞれの最寄駅から同じ電車に乗り込んだ。


甲府駅周辺の街を地元では「中心」と呼ぶ。

「中心」で彼と二人で飲むのは、
7年目の付き合いながらこれが初めてだった。

1軒目は僕が学生時代に、バイト先の店長に連れて行ってもらったお店へ
かれこれ5年ぶりとかかな?

『串丸 二丁目の角』さん

瓶ビールで乾杯

出会いからこれまでの時の流れの早さへの驚きと
いっちょ前に名店の一番奥の卓で乾杯することに妙な照れ臭さを感じながら。

おまかせの串と瓶ビールを2本あけ、次のお店へ。

どの串も美味しかった、でも特にぼんじりが美味しかった。

パリッとしてフワッとくる。
ぜひ一度味わってみてほしいな。

でも、味はもちろんだけど、自分の家にいるかのような絶妙な接客と
店を出るときの「おやすみなさい」はほろ酔い気分も相まって
なんとも心地よいものがあった。
これは自分の店でも再現したいと思った。


2軒目は、ここも行きたかったところ。

『koph』さん

ワインバーでありながら鉄板焼きもある。
広いカウンターが目を引く、居心地の良いお店。

ワイン好きの彼が好む店でもある。

パンとバター、
そしてこの豚玉チーズ焼きを食べ店を出た。

少し勇気を出せば一人でも来れるお店。

淡々と仕事をする女性が印象的だった。


2軒飲み歩き、ふとチーズが食べたくなった。


その旨を彼に伝えるとすぐにオススメの店へのタクシーを捕まえた。

中心からは少し離れるが、、

『pes』さん

この店もいつも信号待ちをしながら、
車の中から気になっていたところ。

気になるチーズを3つ選んで、チーズの盛り合わせを。

致命的だ、それぞれのチーズの名前を忘れてしまった~

ただ、それぞれ個性が違って「良いチョイスだね」と
オーナーさんに言われたことを覚えてる

レーズンとの相性が抜群でいつまでもつまんでいられそうだった


とまぁ、このままだとただのグルメ野郎になってしまうので、
補足しておきたいことは、この日の中での1番のつまみは
彼との「話」であること。

丸6年一度も二人でお酒を交えることがなかった分、
これまでや、これからの話が尽きなかった。

僕らの住む山梨にもっとこういうものがあったらいいなとか
あれやこれ、誰と誰がチームとなってパターン化しつつあるよねみたいな
ちょっとどこから目線からか分からなくなる話だったり。

でも間違いなく言えることは、
これからは間違いなく『個』の時代が来ること
それぞれが、いち商品やブランドとして居場所を確立していかないと
その他大勢と一緒で終わる

だから、他の人がしていないことをやらなきゃ
代わりがきくコトやモノ、ヒトに価値は無くなっていく

話がだいぶ逸れちゃったけど、
この記事を書いてたらまた空が明るくなっちゃった。

そろそろ寝ようかな。


いや〜でも久々の飲み歩きは楽しかったなぁ。

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