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発達障害当事者とその周りの人たちに是非読んでほしい

発達障害って一体何なんだろう?

この言葉、ここ4、5年でよく耳にする回数が増えました。

実を言うと、私の彼氏と友人も発達障害を抱えています。
そして、私自身もそれなんじゃないかと疑っている次第です。病院にはまだ行っていませんが。

仕事をしていると、職場内に必ず一人「作業が遅い人」「周りを見ずにマイペースを貫く人」など、いわゆる「仕事できない人」がいると思います。
(私は仕事できない人です)
仕事できなくても、それなりに成長するのがセオリーですが、中には入ってから何年も経っているのに一向に成長の兆しが見えないというケースも多いです。

今でこそ「大人の発達障害」という言葉がありますが、その言葉が出てくる前は「仕事ができないクズ」で片付けられていました。

今回は、そんな発達障害のハナシです。

「仕事ができない」のではなく、「そもそもの素材がない」

TwitterのTLに、こんなnoteが流れてきました。

私のTLには、発達障害に関心を持つフォロワーが多くおり、その半分は発達障害を抱えている当事者が占めています。
TL上ではありますが、実際に話を聞いてみると、皆さんそれぞれいろんな悩みを持っており「生きづらい」とおっしゃっていました。

この方は職場にアスペルガー疑いの同僚にかなり悩まされているそうです。
詳しい内容は上のnoteを読んでいただきたいのですが、これ、実は当事者側と一般人側で意見が分かれるんですよ。

一般人からすると、いい加減仕事を覚えてもらわないと、サポートする身の仕事がはかどらないし、時間のコストがかかるんです。
教え方を工夫しても、本人ができなければ水の泡。何回教えても時間が消えるだけなので、プラスにもマイナスにもなりません。

一方、当事者の意見は、チャレンジしてるけどできないし、どうしてそれを理解しようとしないのだろうと、怒りを覚えます。
発達障害というのも十人十色でして、オープンにするだけでも相当の勇気と覚悟が必要なのだそうです。
「自分は障害を抱えている」と口にするわけですから、当然ですよね。
ちなみにこの記事に登場している同僚さんは、怒られることに慣れていらっしゃる方のようで、元々のコミュ力があるタイプとお見受けできます。

個人的見解ですが、コミュ力がある当事者さんのほうが「厄介」と捉えられてしまうのかなぁと思います。
というのも、私の職場にも「疑い」の人がいて、その人は大きいレジ過不足を連続で出したり、時間までに作業を終わらせることができないんです。
しかし、コミュ力はすごく高い人で、かなりのお友達をお持ちだそうです。
他の人達は「あいつは天然」と言っているらしいです。
でも、私にはそう思えなくて、邪推でしかないのですが、明るく振る舞っているのも、発達障害であることを悟られないようにしているのかなぁと思うのです。

だってそもそもの土台というか、骨組みが存在しないのですから。サポート側が用意したとしても、それを脳みそが異物だと判断してしまうことだって十分ありえるわけです。

わたしたちにできることってなんだろう

発達障害を抱えている人が生きやすくなるために、私達に出来ることは何なのでしょうか。

私は、その人が苦手なことを細かく聞いてあげることが重要じゃないかなぁと思います。
相手が先輩の場合ならちょっと難しいかもしれませんが、同い年の人や年下の子であれば、まずは話を聞いてあげることが一番だと思います。
いくらSOSを出しやすい環境だからといって、その人が抱えている問題は全くの別物であるということを頭に入れて、そこからアドバイスをしていくことが大切かもしれません。
アドバイスの仕方も工夫が必要です。私は口頭で説明しても分かりっこないと思っているので、メモを用意して説明を図表化しながら口でも話す…といった、黒板形式でアドバイスをしています。
アルバイトの子にとある業務をそれで説明したら納得してくれまして、一人でこなせるようになりました。

ただし、アドバイスするのにかなりの時間を食うのは事実ですし、粉々になるまで説明してあげないと、分かってくれませんよ。

果たして、今の現代人にはそれがあるのでしょうか?
時間に追われることが主流の今、彼らのために自らの時間を犠牲にすることはできますか?
これが職場の話なら、結構な社会問題になると思いますがいかがでしょうか?

声なき声に背くのはもうやめましょうよ。

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