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横川山と大見山(諏訪市より眺む)

(承前)

こちらは左が横川山(よこかわやま、1619m)、右が大見山(おおみやま、1650m)。諏訪大社下社の御神体は春宮が杉の木、秋宮が一位の木だというから、山が御神体ということではないが、何せ古くから信仰を集める諏訪大社、大見山は御神山がつづまったものと考えても良 いような気がする。

諏訪湖周辺に住む人たちにとっては北東方向にあるこの山から朝日が昇るから、神様を意識するのは南にある守屋山よりむしろこちらなのかもしれないが、先述の通り上社前宮、上社本宮、下社春宮、下社秋宮の4つの神社で祀っているのだから、平等対等というべきか贅沢というべきか、諏訪市(上社)、下諏訪町(下社)との間にあるのであろう確執も、神様が仲裁してくれているのかもしれない。

単身赴任している私は毎週末、この二つの山の間を車で上り帰宅する。御柱祭の木落し坂を上り、 和田峠を越えて上田方面へ下っていく。帰路の、いわば嬉しい山越えの道である。

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