こんにちは。
推しは推せる時に推せということで、大好きな番組と番組関連の本を紹介します。

最近海外旅行についてまとめていて、自分の購買意欲を文章化する上で、自分の好みについて知っていることは重要だと思いました。
30代になり、憧れてきたマダムの部屋や佇まいに近づく為にもっと好みを明文化したい！

そんなとき、自分の「好き」「好み」を知ることやモノの見方にかなり影響を受けた本です。
自分の好きなものがわからない、好きってなんだっけ、ときめくものってなんだっけ、という方にオススメしたい本です。
※自己啓発やHOWTO本ではないです。

世界は もっと ほしいモノであふれてる
〜バイヤーが教える極上の旅〜

NHKで特番をやっている　世界はほしいモノであふれてる　が監修・協力している書籍です。本当に大好きな番組であり、大好きな本です！

出会いはNHKの番組

NHKの番組、世界はほしいモノであふれてる
現在、MCのJUJUさんと鈴木亮平さんが世界各国を巡るバイヤーさんの世界で見る世界を紹介してくれます。現在不定期放送ですが、本当に毎回素敵です。
再放送があるととても嬉しくなります。何回見ても「ああ、素敵」となります。
以前は、三浦春馬さんとJUJUさんがMCを担当しておりました。
（放送予定は番組の公式インスタグラムで配信されています）

あ〜〜〜、素敵。
そうです、放送時間が遅いので寝る前の贅沢でした。

いろんな素敵なモノのバイヤーさんがその知識と目線を持って巡る世界の旅番組。
バイヤーさんから学ぶことばかりです。

行ったことある国にも、あったけれど自分は気が付かなかった・思いもよらない名品やブランド、工芸品のことをバイヤーさんがいろんな国を巡りながら手に取っていく。
各国のプロフェッショナルやマエストロの技術や思い、「宝物」を見つめるバイヤーさんの熱意に惚れ惚れと画面に魅入ってしまいます。
三浦春馬さんの時代もとても素敵でした。本当に。

世界ってこんなに素敵なモノにあふれているんだ！
自分もこんなふうに世界の素敵なモノを見たいな、とワクワクする番組です。

そんな番組から出ている本が、
世界は　もっと　ほしいモノであふれてる〜バイヤーが教える極上の旅〜　です。
全4巻まで発売されています。

HOW TO本ではない！

書かれているのは名品の見分け方でも、センスの磨き方でもありません。
ただ、その章ごとのバイヤーさんが、どのようにものを見てきたのか、選んできたのか、買い付けに同行する形で綴られています。
なにが魅力なのかイキイキとした文章と素敵な写真で紹介される素敵なモノはありふれたボタンだったり子供のおもちゃだったりお花。
百貨店や専門店に並ぶ素敵なモノが私たちの手元に届く前の世界。

子供の時にたしかにワクワクしていた駄菓子屋さんやお花屋さん。CMで見る魔法少女の変身タップ。
役に立つとか立たないとか、そんなもの関係ないワクワクする気持ちを思い出します。

こちらもオススメ　日本製

番組つながりではないですが、
三浦春馬さんのこちらの本も日本国内の素敵な名品について知ることができるのでオススメです。
写真というより文章がしっかり書かれていますが、丁寧な言葉で綴られていて、お人柄が滲み出ている感じがします。

国内旅行に行きたくなる一冊です！

案外自分の好みってわからないものだった。

23歳くらいまで自分の好みが全くわからない人間でした。
周りが良いと言っているものはいいに違いない、という他人の目線に評価を委ねていました。
自分がいいなと思っているものも堂々と推せなかったり、人に褒められた時に「〇〇ちゃんがいいって言ってくれていたやつ」と無意識に誰かのお墨付きであることがパッと口から出ていたり。

引越しをする時に断捨離をしようと自分の持ち物を見てみたら、本当になんとなくで選んだものばかりになっていてびっくりしました。
無駄なものばかりにお金を使って！センスもなくて！！！！かじりっぱなしで！！！
と、かなり沈みました。

そんな時に出会ったのが、この番組です。


身近にあるもの、旅行先で出会ったもの、そんななんでもないものにもストーリーがあって郷土が育んできた歴史があって、その歴史や思いが品質になり、名品になり、それらが自分とすれ違ってきたのだと。
つまり、それがその名品の持つ品格であり、その名品が次世代にもつながっていくための価格なのだと。


全然自分が気が付かなかっただけで、こんなに素敵なモノが世界にはあるし、その素敵なものを見つけてきた人がいて、誰かが届けてくれる素敵なものだけでなく、自分だってきちんと選ぶことだってできるのだと知りました。

でも何もしてこなかったわけではないのよ

自分の選択に自信がなくって人に合わせて影響をうけていたとしても、それでも、今までだって自分で何か選んできたのではないか？

ときめくような経験や一目惚れの買い物、心が動くようなもの、表面的に真似をしたい！ではなくてもっと何か根っこのところに惹かれたのでは。


なんとな〜く好きでいるのではなくて、なんとなく好きなもののことをもっと知りたいと思う。
なんとなく好きなもの一つ一つは点かもしれないけれど、点を重ねていけば面になる。面を重ねていけば層になる。

そういうものを積み重ねていくと、バイヤーさんのようにはならなくても、自分の好みや好きな物の解像度が上がっていくのだと思います。
バイヤーさんは誰かに「宝物」を使ってもらうところまでが旅であるように、今では自分の好きなもののお話を文字に落として誰かに伝えたいと思う。


そうと思うと、自分の今までの無駄だったと嘆いていた買い物遍歴が愛おしいものになりました。
今の好みが分かるまで、あのときの散財は必要だったのです。
これからも散財をして、たくさん世界を見るんだ。
素敵だと思ったとのを選んでいくんだ。


突然、ジョブズの名言を添えて。

自分の責任で自分の好みで、堂々としてもいいんだー！いいと思ったものはいいんだー！
声を大にして、過去に自分のお気に入りを笑われて泣いた自分に言いたい。

いいと思ったものは、いいんだー！

終わりに

本当にオススメの書籍です！

次の旅行のプランニング中や旅行の準備をしているときにぜひ手に取ってみてください✨