見出し画像

鳩行為をする自由(しない方が無難です)

先日、にじさんじ所属のとあるvtuberさんが鳩問題について言及している切り抜きを見て、暇だったので改めて鳩について、何故非難されるのか考えてみた。

ネットマナーとは非常に厄介で明文化されていない。なので、一旦ぼやっと、「自由」に対する考え方からとらえていきたい。

①鳩をされる自由と鳩をされない自由

基本的人権に、自由権というものがある。字面でみると鳩行為もその守られるべき自由権の対象なんじゃないの?と思われるだろうか。

私はそう思う。犯罪という訳でもない。YouTubeのコメント欄くらい好きにさせてやれーー

だがしかし待って欲しい。であれば、「鳩をされたくない」という自由、こちらも守られるべきではないか?一方だけ守られるなんてそんな理不尽な世の中であっていいのだろうか。可能なら両者が気持ちよくYoutubeライフを堪能できる世界であって欲しい…どこか折り合いをつけられないか?

②なぜ鳩をしたいのか

鳩とは伝書鳩のことを指していて、ネットで言われる場合は、「ある配信で、ライバーが名前を出していないのにも関わらず視聴者がコメント欄で別のライバーの名前を出すこと」を指している。

配信の流れと全く関係ないタイミングでも名前を出してしまう場合もある為敬遠されている。

私はしたことがないので分からないが、鳩行為をする人の心情を想像するならば

・自分の好きなライバーの話を他のライバーから聞きたい

・推しライバーのことをライバーや視聴者に知って欲しい

・単に他の人を困らせたい

…こんなところだろうか

③なぜ鳩をされたくないのか

リスナーはライバーAの配信で、ライバーAを見に来ている。これが全てではなかろうか。私もこちら側に入る訳だが、全神経を集中して推しライバーの話に耳を傾けている最中に、全く関係ない話が出てくると、単純に「何故?」と疑問が生まれて気が散ってしまう。更には全く知らないライバーの名前が出た際には困惑する他ない。

また、これは私が視聴しているライバーさんが以前言っていた話だが、ライバーさんもある程度話す内容を考えている場合があるという。その流れが遮られるだけでなく、酷い場合にはコメント欄だけで盛り上がってしまうなどの弊害があるという。

④折り合いをつけるには

ここまで整理してみたが、どちらの言い分も分からないことはない。1口に鳩行為と言っても、似たようなことをしてライバーさんの話のネタになる場合もある。ただ、ネタになるかならないか、迷惑になるかならないか…これは、ライバーさんによるし視聴者による。鳩をしたい人されたくない人がいるように、されても平気な人、されたら嫌な人がそれぞれいるはずだ。

よって無難なのは鳩行為はしない、に落ち着くと思う。

鳩をしたい人は、荒らし目的はともかく、推しを広めたいというのはTwitterなどでも出来る為、コメント欄でやる必要は無い。自分の推しの話を他ライバーから聞きたい場合は…マシュマロに要望を入れてみてもいいのかもしれない。マシュマロがない場合は自分の希望をTwitterで呟いてみるとかだろうか?ただ、基本的にはライバーさん主導で進んでいくのがYouTubeライブなので、こちらが望む話を100%してくれるなどとは思わない方がいい。

対して鳩をされたくない人はコメントをブロックするなど後手後手に回るしかない。時たまコメント欄を閉じればいいという主張を見かけるが、そこまで言ってしまうとコメント欄を見る自由に抵触してまってめんどくさいので割愛する。ひとつ言えるのは、YouTubeにコメント機能があってライバーがそれを活用している上、一定数鳩が不快だと言う人がいる以上は、コメント欄に鳩を産まない方が無難だということだけだ。

⑤結論として

この問題は難しいが、鳩はやらない方が無難。他のコメントにも言えることではあるが、1度送信ボタンを押す前に「これは本当に今、ここで言うべきことだろうか?配信の流れに沿っていないことを書いていないか?」と立ち止まって己に問うてみてほしい。荒らしに関してはどうしようもないのでブロック通報、こちらも他にも言えることだが、どうか荒らしでない正常なリスナーは、周りからの誤解を防ぐ意味でも注意して欲しい。

⑥おまけー誰が鳩を止めるべき?ー

冒頭で触れたvtuberさんに関して、鳩に注意をしろという声があったようだ。確かに、自分の名前を他の枠では出さないようにとの声掛けを行うライバーさんは多々見かけるし、概要欄にも書いてある場合がある。鳩行為のライバーによる注意喚起、私の見解としては…

どちらでもいい。義務ではないが、強いて言うならやった方が無難

と、思う。結局はまた自由の話になる。鳩を注意する自由、受けいれる自由。両方ある。

ただ、④で触れたように折り合いを考えていくのであれば、注意した方が無難ではある。例えばライバーBを推している人が、鳩行為してでもライバーAに(あるいはそのリスナーに)ライバーBの魅力を知って欲しいと思ってしまった。さてそのリスナーはライバーAの概要欄を読み、鳩禁止の注意書きを読むだろうかーー

まあ読まないだろう。多分。

そのリスナーの興味の中心はライバーBだ。ライバーBが注意喚起していない限りは、ライバーAのルールなど気づきにくいと思う。気づくかもしれないがどちらかというとライバーBも注意していた方が思いとどまる確率はぐんと上がるだろう。

⑦感想

単なる一般人が、適当に考えたことをつらつら綴った訳だが、書いていて感じたのは「マナーって難しいなあ」という、小学生も驚きの単純な感想である。マナーというのは結局、「言わなくてもこれぐらい普通やらないよね?」という、ある種相手の空気読みに任されるところがあり、vtuberともなると1度の配信で1000人~2万人ほど相手取ることになる。それだけいれば一般に鳩が毛嫌いされていたとしてもまあ、鳩も出てくるだろう…。実際に名前を出されるライバーは「あのライバーのリスナーは怖い」等風評被害をもらってしまうので対処が大変そうだ。だからこそ注意喚起をして「自分はリスナーに言い聞かせているので、それでも鳩をする人は荒らしだと認識する」としている人もいるのだろう。

さて、これらはそれぞれのライバーの考えることで、私のような1視聴者にとって大事なことは自分のコメントでライバーや視聴者を不快にさせたり、困惑させてしまうことはないか?と、ちょっとした気遣いをすることぐらいしかないのだろう。まあ、私は専らコメントは読む専なのだが。空気が読めない人間なので…。

いつもコメント含め、楽しくvtuberを見させてもらっている。これからも楽しいYouTubeライフを送っていきたいものだ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?