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「おまえの雰囲気がセカンドレイプ」とかいう記念碑的なアレ

 いきさつを見たが、凄かったですね。あんまり見ない人間模様が炸裂していたようでして、これは凄いと思ったわけであります。

 簡単に言えば「フェミニスト界隈の賛成と反対双方の人たちを呼んで理解を深めよう」というイベントの企画の趣旨だったのが、フェミニスト側が登壇者の雰囲気や顔つきでセカンドレイプになりそうだ的な話となって登壇拒否、そしてこじれてイベントやる前から企画ごと崩壊というなかなかナイスな展開となっていたようですね。

 プロ奢ラレヤーさんの見解や認識はこちらにある通りなのだが、どうも、えらいてんちょうさんが登壇に誘われたところで面倒が発生したということであるならば、いや、さすがにそれはちょっと、という事案であります。

 それにしても、ロフト担当者が「他の出演者の片からえらてん(えらいてんちょう)さんの登壇に強い反対意見があった」とする一方、その他の出演者は「えらてん氏がセカンドレイプするんじゃねえかと疑ってロフトに抗議したのではな」いと、事実関係が微妙に割れているのもまた味わい深いんですよね。

 で、話のキッカケとして、えらいてんちょうさんの登壇反対がえるぽよさん、石川優実さんからあったようなのですが、さらにはプロ奢ラレヤーさんからのハラスメント(煽り)があった場合は出演キャンセルや即刻退場するという微妙な内容であります。

 それなら企画が成立していないんじゃないですかねえ、片方がイベント中に主張して、それに対して反論をしたり質問をすることで「煽りだ」と受け止められる恐れはおおいにあるわけですから、反対側に座るであろうえらいてんちょうさんやプロ奢ラレヤーさんが対話拒否も同然になれば一方的に石川さんえるぽよさんが主張を述べて終わり、とならざるを得ないでしょう。

 もっとも、この手の議論で言うならば石川さんやえるぽよさんが行っている議論の程度に見合った人選をロフト側はするべきだろうと思うわけでして、別にフェミニズムに対する肯定でも反対でもいいからもう少しネット受けで終わらない人を登壇させないとまずいんじゃないかと思うわけですよ。えらいてんちょうさんが「私は礼儀を重んじます」「私は軽く見られるのが大嫌いです」とまで踏み込んで書いているので、何となく空気感は分かるかなあと思うわけですが。

--引用--

イベント告知文に【※イベントの妨げになるような行為は、ご退場頂く場合がございます。】と記した通り、壇上へのハラスメント行為が発生してしまった場合、発言者、該当者には即刻退場を頂く旨の約束があり、あくまで平和に相互理解を目指すイベントでした。
石川氏、おーえる/えるぽよ氏がえらいてんちょう氏の登壇に難色を示すに至ったいきさつとしましては、LOFT側が他の登壇者に断りもないまま、当該スタッフがえらいてんちょう氏にオファーをしてしまっていたことに加え、石川氏、おーえる/えるぽよ氏の提案によるゲストを断ってしまったことや、登壇者に対する連絡事項が後手後手に回ってしまったことが続き、会場側の姿勢に対し不信感を抱かせてしまったことが理由であり、お二人のえらいてんちょう氏への敵意に基づいたものではありません。当店の対応の悪さが中止という結果を招いてしまいました。

--ここまで--

 いやー、えらいてんちょうさんへの違和感(敵意とはまたちょっと違う気もする)があったから「登壇に難色を示」したんじゃないかと思うんですよねえ。

 いずれにせよ、いきさつを知れば知るほど「これ、本来は企画としては面白いけど、イベントが成立するための条件や人間関係が微妙過ぎて、もうちょっと事前に信頼関係を持てるようなやり取りを促したりしたほうが良かったんじゃないか?」と思わずにはいられませんでした。

 そしてこれ。

 野次られたくなかったんやろなあ… とは思いますが、「客席等から『も』」というのは他にどこから発言や気概が加わる危険性を感じていたんでしょうかねえ…。

 あと、最初から最後まで、登壇予定者に出ていた佐々木俊尚さんが無風であったことも加味すると、むしろ佐々木俊尚さんを中心としたイベントに鞍替えして中和することもできたんじゃないかと思ったりもしました。

 まあ、混ぜるな危険ってのは人間関係でも良くあるよなあと感じたりして。


神から「お前もそろそろnoteぐらい駄文練習用に使え使え使え使え使え」と言われた気がしたので、のろのろと再始動する感じのアカウント