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とりせつクッキング

それは先週のこと。
パン作りたいな〜と思い立ってまもなく、「うちのオーブンでパン作れるのか?」という疑問が浮かんだ私は、オーブンレンジの取り扱い説明書を開きました。困ったらまずは取説を開く女、きりみ。そう、それは型にはまった人間の末路。

取説によるとどうやら発酵もできるし焼き上げることもできるらしい。ふむふむ。最高。

さらにパラパラ〜っと説明書をめくると、料理集という見出しのページが。
見てみると、ケーキやクッキー、そしてパンなどの「ありそう」なレシピ以外に、おかず系のレシピが意外にも充実していました。

レンジで野菜炒め…だと…?ふざけやがって…
しまいには材料がさつまいもだけの焼きいもレシピまで自信満々に掲載されている。
家電メーカーがどこまで本気でこのページに取り組んでるのか、試してやろうじゃない!暇だし。

ということで、誰も試してなさそうなオーブンレンジのレシピを見てお料理レビューしていきます。
取説に載ってる順番に、飽きるまで続けていくよ。

一番最初のレシピは、料理の王様ハンバーグ。

急に戴冠したミンチのかたまり


取説のレシピはモノクロで写真の補足もなくとっても分かりづらいので、今回は私が丁寧に図解いたします。やさしいからです。

使う材料はこれだけ。
買い物帰り、「あ!卵買い忘れた!」と焦った私でしたが、卵を使わないレシピでした。
ふ〜ん?使わないパターンもあるんだ?やるじゃん。

そして最も重要なのがこちら。
TOSHIBAのオーブンレンジ。みなさんもこちらをご用意ください、と言いたかったのですが、調べたらすっかり生産終了品になっていました。
ですので、お手元にありますオーブンレンジをお使いになられてはいかがでしょうか?
それでは始めます。

細かく刻んだ玉ねぎとバターを入れてレンジでチン。
こころなしか、レシピに書いてある<レンジ600W・2〜3分>という文字に、メーカー側のどや感が滲み出ている気がしてちょっと腹が立つ。「メイン工程です」と言わんばかり。

こねこねするときに牛乳で浸したパン粉を入れるのを忘れないでね。図解では忘れたけどね。

いつもならハンバーグのタネができたらフライパンでじゅわ〜っとするところを、これはオーブンレンジの料理集ですので、オーブンレンジを使用します。
すんごい嫌だけど、角皿にサラダ油を塗って、その上に直接ハンバーグをおきます。本当はすんごい嫌です。なぜなら洗い物のことを考えているからです。
でも仕方がない。オーブンレンジの料理集なんだものね。

角皿をオーブンに入れたら、ここでなんと、禁じ手!
【自動メニュー】発動!【ハンバーグ】を選択!

取説見るまでハンバーグ専用のボタンがあることなんて知らなかったや。
このハンバーグボタンを押した時の勝ち誇った様子のオーブンレンジったらなかったですからね。

焼き上がりを待つ間にソースのケチャウスターを適当に混ぜ混ぜしながら過ごすこと十数分…

できました。

焼き上がり後の姿

外がカリッと焼き上がっているけど、ちょっとパサついて見える…?
果たしておいしいのか…?

おいしーーーーー!

なかに肉汁が閉じ込められてておいしーおいしーでした。見た目に反してジューシーな仕上がり、そして外のカリッと感もめっちゃいい感じ。

フライパンでは出せない食感と肉汁。それでいてめっちゃ手間が少ない。最高かよ。

いやね、角皿を洗うのが最初は面倒だと思ったけどね、よく考えたらフライパン洗うのと大差ないし、オーブンに投げ込んだらハンバーグボタンを押して放置でいいのが楽すぎるのよ。
オーブンレンジって、世の中の面倒くさがりさんを救ってくれる神アイテムなのでは…?それは違うか…?

予想以上にとっても良い結果になったので、次のレシピにも挑戦したいと思っています。ちなみに次のレシピは「鶏の照り焼き」。

いや、フライパンで作れ。

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