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口コミを元に記事を書くのは無責任ではないか

許せないことがあった。

かかりつけの病院のホームページをGoogleで検索してみたら、口コミの評価がかなり低かった。

「え、なんでそんなに評判悪いの・・・?」

と思って、評価の低い口コミを読んでみる。


「予約システムが使いにくい」
「薬剤師の方の対応がひどすぎました」

いやいやいや。


その病院予約システムないし(いまどきどうかとは思うが)

院内で薬を出していませんが??(よくある薬局と病院が別のシステムです)


先生は非常に親身ですし、よくお世話になっているので、心の底から腹が立ちました。

病院名を間違っているだけだと思うのですが。

よく知らない人がこの口コミを読んだら、病院を敬遠してしまうでしょうね。

で、さらに調べてみたら病院のまとめ記事みたいなのがあって、そこでも上記の口コミを取りあげていました。

もうね、いやはやと。

病院の先生に上記のことを話してみたのですが、「ネットって怖いところだよねぇ」と言って笑ってました。(予約システムがないことからもわかるとおり、ネットに疎いおじいさんが経営している病院です)

いや、笑いごとじゃないんですけどね。

口コミ書いた人も、それを元に記事を書いたライターも、そんな記事を掲載している人たちも、まとめて訴えられても文句言えないレベルだと思うんですが。


サービスや施設を紹介する記事を作るときに、口コミを参考にするやり方はオーソドックスです。Googleの検索上位を目指すなら、口コミを入れないとあがってこないジャンルもあります。


でも、考えて欲しい。


誰が書いたかわからない匿名の口コミを、虚偽かどうかもわからない情報を、無責任に拡散することの恐ろしさを。

せめて裏取りはしましょう?1回利用してみるか、それが難しかったら取材はしてみてもいいんじゃないでしょうか。

何かとマスメディアの報道姿勢に批判する声が高まっている昨今ですが。
無作為に真偽不明の情報をばらまくネット記事も、そんな大差ないですよ。


というような注意喚起を、自戒も込めて。

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