(熟年の)夫婦

私は熟年と言われる年齢になった。
熟年とは立派な言葉だ。
熟している。出来上がっている。
ありがたいお言葉。言葉に見合った人でありたい。
夫と居れば【熟年夫婦】と呼ばれる。
そう、今年はあと2週間で金婚式を迎えるほどの熟年の夫婦。(でありたい)

夫が引退して3年、知らなかった部分がたくさん見えてきて驚きの連続。
それは、夫の秘密とかそういうレベルのものではない。
どんな気持ちで仕事をしてきたのか、引退しても尚も続く時間の使い方。
これが一番の驚きかもしれない。
それまでは仕事中心なのでそこへ向けての時間の使い方だと思っていたが、引退しても似たような使い方。私のようにその日の気分で動くなんていうものは全くなく、何やら一日の時間の使い方は有る程度決めておきたいらしいのが分かってきた。
本人は「言われてみればそうだね」という感じ。きっとほとんどの人が「時間の使い方」についてあらためて話すか書くか聞かれるかしなければ自分がどんなふうに過ごしているかは意外と気づいていないことが多いのかもしれない。
引退を楽しみにしていたけれど、気ままにするのが難しい人もいるのだなー…、それが私の夫。
「歩きに行かなきゃー…」(運動)という言葉を聞くとすぐさま「休めばー?いつ死ぬか分かんないんだよー?!のんびりしたり張り切ったり、気持ちのままにすればー?」とそそのかす。
「言われてしまった」(言われてしまったと言う意味かな?)ニヤッ!として「そうだよね」とやめる。
「面倒だな」という言葉には必ず「やめればー?」ということにしている。
それが大事だと思ってはいるようには見える。
私は本当に本当にそうして欲しいと思う。
習慣から脱却して欲しい。熟年なのだから。
もっかの日課は一通りの家事を済ませスタバで1〜1.5時間程度読書をするのが楽しみのようだ。スタバで昼食を済ませるか、帰りに何か買って帰るか…その時は私に電話をくれる。
「〇〇食べるけどあなたは〜?」と
お願いするときもあれば、しないときも…。
私はその間庭のような場所(非常に小さい)で過ごすかnoteを書く。
その後二人でHULUかNETFLIXを見る。同じものを観ていても、観ているところが全然違うことが多い、だいたい観終わると内容についてお互いの気持ち?感想?のようなものを話す。このHULUやNETFLIXも長男の紹介だ。私はイギリスBBCの作品が好きなことが多い。
こういうものを通しても夫のことが見えてくることもあるし、自分の気付きも多い。
私達が唯一一致しているのは【あちこちのイベントへ出かけていく】というようなことには全く興味がないところ。

新しい家族「クー」は日に日に活発になって来た。基本おとなしいのできっと癒やしの存在になるのは間違いない。
何よりも抜け毛が全くないのがありがたい。

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