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想いを行動することの尊さと難しさ

 今日「g.o.a.t」という縦書きブログのサービスを教えてもらいました。

 見てもらうとわかるんですが、結構見栄えがいいんですよ。なかなかに洗練されているし、個人的に小説を書いたりするには縦書きが読みやすいです。

 だから、素敵なサービスだと思ったんですが、どうもサービス内が盛り上がっていないように見えました。

 新しいサービスなのかと思いきや2016年からやっています。資金がなくて広報ができていないのかと思いきや、KDDIの系列なので、広告が打てないってことはないはずです。

「なんでだろう?」と不思議でした。

 だって、縦書きってそれなりに需要はあるはずです。読む方も書く方もそっちの方がいいって人はいます。僕がそうです。

 でも、よくよく見ると縦書き専門じゃないんですよね。
 横書きでもできてしまう。どっちつかずな印象がありました。

 そう考え始めると、色々とちぐはぐなところはあるなと思いました。
 たとえば、広告がないことを売り文句の1つにしているんですが、じゃあ一体どうやって収益を得ているかといえば、謎です。
 収益がないなら、サービスを充実させたり、人員を投じたり、企画を立てることもできないわけです。

 そして、読者がどんなツールで読むのかってことがあんまり考えられていないとも思えました。スマホでは、1ページに表示できる文量がとても小さいです。
 そうすると長文を読むのに疲れてしまいます。

 とても素敵なサービスだと思うだけに、ちょっと残念でした。

 そして、改めてnoteってすごいなと思い直しました。クリエイターが有料・無料を選べることはもちろん、認知されればcakesの方で拾い上げることもする。クリエイターを応援するということが、思想としても構造的にも一貫している。

 言動一致ってこういうことかと思いました。
 サービスを作るハードルは下がっているけれど、数が増えるということはライバルが増えることでもあります。そんな中で、自分達はこういうことがやりたいんだと表明し、実行することの大切さを思い知りました。

 ついついたくさんのことができたらいい、と思ってしまう。
 でも、大切なことは実は多くないんだ。「これをやる」としぼって、遣り切るのだ。

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