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【観戦日記】2019明治安田生命J3リーグ 第21節 セレッソ大阪U-23 VS ロアッソ熊本

ロアッソ熊本をヤンマースタジアム長居に迎えての一戦は0-1で敗戦となりました。

メンバー

DFラインの4人とCHの2人が高校生という面子に。
ベンチにはOA枠で丹野と藤本が控えます。
一方熊本は、セレッソから熊本へ移籍した小谷は負傷のためメンバー入りせず。北京オリンピック代表だった山本海人やJ2でも屈指の空中戦の強さを誇った三島康平がスタメンに名を連ねます。

試合雑感

表記上、熊本は4-4-2となっていましたがボール保持の場面ではシステムを変換してきました。

熊本はボール非保持時は4-4-2でブロックを組みますが、ボール保持時は3-1-4-1-1へ変換。
左SBは左WBに、左SHは左IHに、そして左CHはアンカーへとポジションを移します。

これに対してセレッソは中央へ圧縮する4-4-2で対抗。中へのコースを締め、中央のエリアを自由に使わせないようにしました。

セレッソのFWの2人は片方がアンカーを見ることを約束事として、CBへプレス。セレッソのSHは熊本のIH(化したSHとCH)へのコースを切り、大外は始めのうちは捨てておき、大外にボールが入ってから全体をスライド。

これに対して熊本は中が使えないならばと、セレッソのSB裏を狙う攻撃。

ただ、前半はシュートを撃たれる場面はあれども、完全に崩されるほどまでは行っていないと感じました。
しかし、攻撃に打って出る場面では一苦労。セレッソ大阪U-23はボール奪取時に個人のキープ力への依存が高く、個の力でキープできないとカウンターやボール保持ができない所は課題ですね。

前半は0-0で折り返し。セレッソが4-4-2のブロックをいつまで維持できるかが勝負の鍵となるだろうという展開でした。

そうして迎えた後半、開始早々外を崩したセレッソがチャンスを迎えましたが、松本凪生くんからのクロスは惜しくも斧澤に届かず。
そうすると、56分、外へ張っていた熊本の左SHにボールが渡り、野村くんがチェックに行ったところ、セレッソの右SBCB間にスペースが発生。その空間にインナーラップで走り込んできた熊本の左SB。完全に崩され三島にゴールネットを揺らされました。

ビハインドとなったセレッソは前からのプレスを強めるものの、噛み合わせ的に大外がどうしても空くため、熊本としてはボールの逃げ場を確保しながらのボール回し。いざとなれば、三島へのロングボールも蹴れるところが憎いところ。その三島も1.5列目に位置取るため、セレッソが競り合う選手がCHになるところも嫌らしいところでした。さすがは渋谷監督といったところ。

終盤には中島の個人技からチャンスの場面を迎えますが、ゴールまでは奪えず。
0-1での敗戦となりました。

気になった選手

FW 28 中島 元彦

強引な突破からシュートを見せるもゴールは割れず。山根や山田がJ2へ武者修行に出た今、J3に取り残されることとなったもっくんがどこまで頑張れるか、踏ん張りどころ。

ひとりごと

この試合の展開自体は悲観的なものではなかった印象。
3-1-4-1-1でボール保持する熊本に対して、やみくもに追いかけ回さずブロックをきっちり組んで我慢比べに持ち込めたのは良い経験になっただろうなと感じました。

次節ホームゲームは9/29(日)18:00~、ヤンマースタジアム長居にAC長野パルセイロを迎えての一戦。
レディースとのダブルヘッダーです。

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