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英語で日本の英語教育を語ろう

中高英語教員のKirtzと申します。今年(2023年)1月からnoteでの執筆を始め、英語教育について思っていることや自分の実践について書いてきました。

半年以上執筆を続け、記事もそれなりの数が蓄積されてきたので、かねてよりやりたかったことを始めようと思います。それは、英語での投稿です。

しばらくの間は、この半年間書いてきた記事を英語版にして投稿していきます。また今後(日本語で)投稿していく記事も、然るべき時期に英語で再投稿していこうと思います。

これを始めるにあたり、今回の投稿では、どうして英語での投稿を思い立ったのかを書こうと思います。


日本の英語教育を学びたい

私は、日本の大学を卒業したのち、教職経験を積まないままアメリカの大学院の修士課程TESOLプログラム(TESOL:Teaching English to Speakers of Other Languages / 英語教授法)に進みました。2年半のアメリカ大学院生活の後に帰国し、日本の中高一貫校に着任しました。

着任後は日々の授業やその他の業務に常に忙殺される日々を過ごしました。毎日の授業、授業準備を繰り返しながら、日本の中高での英語教育について、もっともっと知らなければならないという思いが強くなりました。

これは海外TESOL出身あるあるだと思いますが、TESOLで存分に学んだことも、その中には環境的な制約、ニーズの違いなどなどにより日本の英語教育に直接活かせないことも多く含まれます。そんな中、日本の英語教育環境に適した指導法について、もっともっと学びたいと思うようになりました。

とはいえ、日々の多忙にかまけて研究会や学会などには参加しておらず、よって主な情報源は書籍でした。

英語力の維持向上も

一方で、海外大学院を修了した自分の英語力の維持向上の必要性も日々痛感します。本来であれば映画や動画、ラジオや洋書など、様々に英語に触れて、自分の英語力とも向き合いたいところですが、どうにも日常的にそのような時間が取れないのが現実でした。

英語教育のアップデートと自身の英語学習を一石二鳥で叶えるべく、英語教育関連の洋書を読み漁った時期もありました。休みの日には丸善のような大型書店に行き、英語教育の専門書の原書を買い漁りました。(そうした洋書はたいへん効果なものばかりです…。)

しかし、上述の海外TESOL出身あるある同様、そうした洋書専門書の内容は、必ずしも日本の中高での英語教育に直接生かせるものばかりではありません。やはり自分の授業力の向上や、目の前の生徒たちにより良い英語教育を提供するには、日本人英語教育者により日本語で書かれた書籍から学ぶのが一番です。

多忙の中で一石二鳥を… 

この悩みは多くの英語教師が抱いているのではないでしょうか。

自身の英語学習も兼ねて、英語で書かれた書籍を読みたい。
と同時に、英語指導法について、今目の前にいる生徒の指導にできるだけ直結するようなものを学びたい。

そして、この二つを両方こなす時間的余裕がない。

雑誌「英語教育」(大修館)が英語で書かれていたら。「アルク選書」が英語で書かれていたら。(笑)

こう思っている英語教員はきっと多いと思います。どうして市場にないのでしょうか。不思議でなりません。

市場になければ自分で!

市場になければ自分で作ればいい。そんな思いはずっと抱いていました。しかし、英語で物書きをできるほど自分の英語力に自信はない。いや、時間と労力をかければそれなりのものが書ける自信はあるが、今の生活の中でその時間は捻出できそうにない。

ところが近年、自分にとっては転機が訪れました。AI翻訳の発達とChatGPTの登場です。これらを駆使すれば、そんなに膨大な時間と労力をかけずとも、執筆が可能になる。

というわけで、自分で書いた英語教育関連の投稿を、AI翻訳などを駆使して英語版にして投稿していきます。もちろん、英語に翻訳する過程の中で、自らの英語学習の効果も多少期待しています。

今年の初めにのnoteへの投稿を始めた時から、実はこの構想を抱いていました。

これまで同様、無理のないペースでの投稿を続け、ゆくゆくはなんらかの形でまとめられたらと思っています。

基本的には、自分が欲しかったものを自分で作っているだけ。それが、どこかで誰かに、ほんの少しでもお役に立っていたら幸いです。

もしもお付き合いいただける方がいらっしゃいましたら、コメントやリアクションをいただけると励みになります。

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