黒猫の足跡「業はこうして始まる」


生き恥を語ろう。興味があれば見ると良い。
野良はよく見世物になるのである。

私は黒猫。名前はクウさんである。

小さい頃は、蜘蛛と天気と哺乳類のバカでかい図鑑とグリム童話(原書)に育てられ、
少し大きくなったら、手塚治虫先生に撫でられ(ブラック・ジャック先生にときめいた)、
理性が効いたらワンピースとNARUTO、REBORN!、BLEACHなどでこじらせた、誇り高き90年台生まれの野良猫である。

少女マンガも勿論親しんだが、ここでは割愛しておこう。腹は見せない。恥ずかしいからな。撫でるなら顎にして。

さて私は変人だ。変人で生き辛い。「普通」ならば苦もなくできる息を「普通」にはできない。これも業の為せる技。業ingし続ける運命よ。
なんなんだ私は鰓呼吸か?無いな鰓、、、、。泳ぐの好きなのに。

水の中は気持ちがいい。自分の体重がなくなるからな。
水の中には責任もない。好きだなあ。

さて、生き辛い原因は、ただ「自分」である。
環境ももちろんあるだろうが、最終的には自分だ。他責と自責は世界でこんがらがりつつ根本としてはしっかりと別個である。


まあ、なんせ自分がわけわからない。あからさまに、集団に属し、そして集団として平和を維持できる個体としての「普通」と違う。違うのだ。
だから、しょうがないから色々考えて生きるしかなかったのである。
生きているだけで、世界に対しての違和感があるのだ。もうただの取るに足らないバグである。日光に溶けたい。しゅわぁ(星砂)ってなりたい。

擬態も愛想も年を経るごとに覚え、うまくなったがそれでも「自分」は変わらない。牛乳の旨さも変わらない。

取りあえず生きづらすぎたから、まず、今ある自分の自己解体をした。
(臓物解体過ぎて臭くて鼻が死んだ)
そして次に、自己形成および自信形成に取り組んだ。
(明るく軽やかな口の回る希死願望者が爆誕した)
んで最後に、人間関係の作成に段階的に取り組んだ。
(人間という生物が好きになり、そして嫌いになった)


そして生きていくためにそれらをアップデートし続けている。

なんで「みんな」が息をするようにできているものが、私にできないのかわけがわからない。しかも苦しい。
でもできないからしょうがない。故に私は野良なのだ。しょうがないから高らかに笑ってネコジャンプを決めていく。

ぬはははははは!捕まえられるなら捕まえてみたまえ。

日本人は皆、忍者であるので、私も猫ながら忍者の才能があるのである。
最近、上司の後ろに無音で立っていてびっくりされる。ふへへ、悪意はないよ。悪気はあるけど。

だから現在野良の誰かに、今迷っている息がしづらい野良の誰かにこれが届くと私が報われる。私のためのただのセルフケアである。


傲慢で変な猫に、多少興味があるならば、それを観察してもいいよ~って穏やかで優しい人間様を緩やかに募集しようと思う。飽きるまで。

まあ気にいるかは人間様の本人次第なのでそこまで責任は持たない。
過剰情報社会の無責任さをフル活用である。私、野良猫なので。

今まで私がしてきた、自分をつくるってどういうことか、自分ってどういうものか、他人の見方、他人への接し方。あと自分の甘やかし方。他人の甘やかし方。人間という物について見えること、感情の話などなどなど。

あ、普通の日常も書きます。そっちのが楽だし。楽しいし。私オタクだし。

取り敢えず、気ままに言葉を紡いでいく所存。言語化能力は爪とともに少しだけ磨いてきたのだ。生きるために。ただ息をするために。自分のために。それが苦しい。酸素求む。ひえ~~~~。

なのでこれから、猫の足跡と称して。
ただの野良猫である私の、野良猫の考え方を少しだけ紹介していく予定。
ひしゃげた鍵尻尾や、肉球の傷、つやつやな毛並みと鼻の秘密を少しだけ面白おかしく世界に分けよう。
なぜなら私は機嫌が良ければ、愛想のいい野良の黒猫である。

まあこんなこと言って、次に書くことは決まってない。
いつか書くことは私が決めたが、明日書くとは言ってない。
ゆるりゆるゆる。人間様は待ってくださる。ありがたい。人間様ありがたい。心の広さがありがたい。ぬくい。

こちとら事故暴発中の猫なのである。重い話ばかりは自重で潰される。だって現在ご飯が美味しくない。牛乳でいい。ホットにしてくれ。ぬる燗で。

ゆるゆるゆらゆらしっぽで気が向いたときに、足跡を書いていこうとおもう。だからゆるっとお付き合いくださればありがたい。

最初の話は「恨みの天日干し」の予定、予定であるだけで未定。

ああ、今日は空気が冷たくて良い一日だったことよ。
身体が冷えていくってなんか良いよね。静かに指先から死んでいく感じ。

案内とは何を書けば、、、着る毛布は暖かく、そしてもふもふ。我らは芋煮会をしたいと願う猫団子です!!生き辛い~そうだよね生きてて偉いよみんな!