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ぼくの名前は茜1


ぼくはオスの小型犬で、犬の種類はミニチュアピンシャーである。
 生まれてから今年で、13年になる。
 多くの人は、ミニチュアピンシャーのことを、ミニピンと呼んでいる。
 さらにミニピンは、だいたい3種類の色のタイプに分かれる。ぼくと同じ赤毛の子は、レッドという。黒毛に赤茶色の斑点がある子は、ブラックタン。そして、チョコレート色ベースの子が、チョコレートタンだ。珍しいものでは、ブルーの子もいる。
ぼくは、赤毛だから「茜」という名前になった。日本の伝統色の茜からもらった。茜色は、赤色の少し沈んだ色、上品でいい名前でしょ。
体長は、40センチメートル、体重は4キログラム。仲間の中ではやや大きめといえる。
 顔は、面長で鼻筋が通っている。耳はぼくの場合、普段は半分くらい前に垂れていて、うれしい時や緊張するとピンと立つ。いつも耳が立っている子もいるらしい。

目と鼻の色は茶色だ。ミニピンレッドの鼻は本当は黒なんだけど、
僕のおじいさんがチョコレートタンだから、目と鼻の色が茶色になった。
シッポは短くて、4センチメートルくらいだ。生まれてすぐに長いシッポをカットして短くなった。
 切られたって心配はいらない。軽くて、うれしい時にはクルクル回っているみたいに動くから。
 最後に、歩く姿を紹介しよう。歩き方はハックニー歩様という美しい歩き方をする。「馬が足を高く上げて馬車を引く優雅なしぐさのこと」だ。
その歩き方に似てるってわけなんだけど、自分でもほれぼれしている。いつかぜひ見てもらいたいと思う。
それからジャンプ力もすごいんだ。自分ながらまったくおどろいたものだ。
 さてそろそろ体の特徴についてはこのくらいにして、ぼくたちの先祖の話をしようと思う。

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