今日は土曜日。娘も休みなので、二人ともお世話になっている佐藤栞里先生にサプライズを仕掛けることにした。

内容は単純で、私と娘が連続でレッスンを予約して、後に受ける娘のレッスン中に私が再登場するというものだ。当然、先生は私たちが親子とは知らない。

前述の通り、底抜けに明るい佐藤栞里先生なので、リアクションも期待できる。

まずは私のレッスンスタート。

サプライズの事でワクワクしちゃってレッスン内容なんてほとんど頭に入ってこない。しかも途中で、勘違いした娘が私の部屋のドアをそーっと開けて入ってくるというアクシデントもあり、手の合図で出ていかせたものの、相当焦った。

だって、生徒のたくさんいる先生にとって、顔なんてそんなに覚えているものではない。しかも、こちらはみんな同じ顔に見えちゃう外国人だ。２レッスン連続で出てきて初めて気づいてもらってサプライズになる。

そして、気もそぞろなままレッスン終了。

２，３分後に娘のレッスンスタート。

そして、挨拶からちょっとした話をしている娘の後ろから、おもむろに私は登場し、先生に挨拶をした。

「おー！！パパーーー！！！！」

と佐藤栞里先生は抜群のリアクション。私もそこから、娘はシャイであまり自分からしゃべらない。是非、彼女に英語をしゃべるチャンスをたくさん与えてあげてください。と伝えた。先生も、大きなリアクションでオッケー！（イヤホンは娘についているので私は音が聞こえない）とやっていたので、サプライズ大成功という満足感で私はフレームアウトした。

ところが、娘のレッスンが終わって聞いたのだが、これ実は大誤算で佐藤栞里先生は私と気が付いて無かったのだ。数分しか空けずに会ったのに気が付かれないって、なんて寂しく悲しい現実なんだろう。

あのすごいリアクションは単純に娘のレッスンに突然お父さんが登場してきたというリアクションで、この二人が父娘だというサプライズに反応したものではなかったのだ。

なぜそれが分かったかと言うと、娘のレッスンに登場してその場から離れた後、私は自分のパソコンから先ほどのレッスンのお礼メッセージを書き、そこにはお礼の他に娘の事よろしくと添えたのだ。

娘のレッスン中にそれを見た（らしい）佐藤栞里先生はさっきのリアクションの何倍ものリアクションでびっくりしていたらしい。本当のサプライズ成功の瞬間は娘しか見られなかった。。残念。

後の先生から私へのメッセージで、まさかそんなことあるとは思わず全然気が付かずゴメンね。みたいなメッセージが来ていたけど、私の寂しい気持ちはあまり癒されなかったさ。