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新しい私に出会える、着るジュエリー

初めて上等のランジェリーを買ったのはいつのことだっただろう。これまで見たことのなかったようなチュールやレースの手触りや透け感に、ひどくときめいて陶酔したことを覚えている。

「その年齢でオーバドゥだなんて、末恐ろしいね」そんな風に言われても、私は来る日も来る日もオーバドゥのバイアを当たり前のように着て、色違いで集めて続けていたこともあった。一切の無駄を削ぎ落としながらもきっちり官能の気配が漂うハンロに夢中になった日もあった。そうして、もう一生買わなくても良いほどずらりと並ぶ自分のランジェリーコレクションを思い浮かべながら、小さな紙袋片手にこう呟く。「もう、ランジェリーは買わない」と。

けれど、私はいつだって懲りもせず運命の出会いをしてしまう。それは先日訪れたラ・ペルラでのこと。レースフリルという、とびきり愛らしい名前がつけられたそのラインは、この世のものとは思えないほど美しいチュールとレース、フリルが存分に施されたもの。それでいて少しの過剰さも無く仕立上げられているものだから、私はその場で賞賛せずにはいられなかったし、Vネックから覗かないように作られているというディティールも、フューシャともヴァイオレットとも言える夢のような色彩も、総てが今までに見たどのランジェリーよりも、私の目には完璧に映った。

着るランジェリーと言われるラ・ペルラによる、猛烈にラ・ペルラらしいこのセットアップは、これまで数えきれないほど購めて来たランジェリーの中でも特別に眩く、手に入れた今も近寄りがたさすら感じるほどに崇高。このランジェリーが当たり前のように似合う自分になるためには、今よりずっと強く、逞しく、そして麗しくならなくてはならない。

これから先、私が纏ってゆくそれは、果てしなく繊細で艶やかで、高潔なものだから。

LACE FRILLS』 アンダーワイヤートライアングルブラ¥44,604 ブラジリアンショーツ¥34,668(ラ・ペルラ) 

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