泡沫美容ダイアリー【5月編】

少しずつ陽射しが強くなって日焼けが気になる反面、ポイントメイクやフレグランスの気分がガラッと変わって愉しい今日この頃。
秋の発表会もちらほら始まるこの時期に心惹かれたビューティーアイテムをご紹介します。

はかなく消えゆく独り言のように書き連ねる自由気儘な美容ダイアリー、5月編。

5月1週目

5月になると同時に駆け込んだのは、トム フォード ビューティ。ハイ ディフィニション アイ ライナーは、初めて使って以来何本リピートしたか分からないほど。何が良いって、思い通りのラインが引ける!ペンシルなのに目尻を跳ね上げたって自然!目の存在感が一気に増す!と、万能で最強な一本。
夜中寝ぼけて食べているんじゃないか…と不安になるほどすぐに使い切ります。これが無いと顔が完成しない。

最近、生活の時間の中で一番愉しいのがスキンケア。無精者の私にとって、まさかこんな日が来るとは想像もしていなかったけれど。これが加齢というものでしょうか。

そんな中、私が今ハマりにハマっている保湿欲を満たしてくれるアイテムが花王エストの化粧水、エスト ザ ローションと乳液のエスト ザ エマルジョン。
砂漠の塩湖でも自らの水分を逃がさないというインパクトあるコピーと、花王の研究員が実際にモハーヴェ砂漠まで出向いて実験を行った看板に偽り無しな実力。
塗り心地や浸透の仕方なども満足度高めで、売れに売れているとのニュースにも納得。

女性にとって砂漠にも負けずとも劣らぬ過酷な職場はもちろん、旅が多い私は、飛行機の機内や乾燥の厳しい土地でも実際に試してみたいところ。
乳液も保湿と美白の両方を適えてくれるのがかなりありがたい。もはやどちらかを諦める時代ではなくなりましたね。
先月から継続中の乳液熱は冷める兆しがないので、こちらも夏の間たっぷり使う予定。

5月2週目

ますますフレグランスにまみれている最近の私。
今月の1本目は、フレグランス発売以来世界中でベストセラーとなっているロジェ・ガレフィグパフュームシリーズニューフェイス。
この度発表になったのは、なんとフィグの葉!
青々としたクリーンな雰囲気ながらも妙に耽美なところにロジェ・ガレの真価が発揮されています。爽やかで甘くて、ノスタルジック。幼少期のピュアないたずら心が思い出されそうな香り。

もはやロジェ・ガレのアイコニックな香りになりつつある、フィグパフューム ウォーターフィグオーデパルファムも迷いなく、おすすめ。
ともに、フランシス・クルジャン氏の調香によるもので、前者は最高にフレッシュでありながらもフェミニン。後者は甘やかなのにミステリアス。この価格帯でこの香りになるのが、クルジャン氏の素晴らしさ。

続くフレグランスはこちら。ジョー マローン ロンドンのカトレヤ フラワー ボディ ミスト
ブランド初のボディミストは、ビーチサイドで頂く美味しいカクテルや、蘭の女王であるカトレアの花をモチーフにしたエキゾティックでラグジュアリーな香りのミスト。
ひと嗅ぎですっかり虜になりました。外出前に欠かさずスプレーしては、毎度恍惚とする日々。

限定品のこちら、使い切ったら悲しむのが目に見えているので、在庫があるうちに追加で一本購入しました。香りも軽めでお風呂上がりにスプレーするのが最高なので、ジムにも置いておきたいなぁ。寝る前にも最高。100mlで6800円(税別)とギフトにもぴったり。

毎度愉しみなルナソルの限定品は、自然界がもたらすドライカラーの美しさにインスピレーションを得たシリーズ。
中でも、今月毎日のように使ったのが、シマーカラーアイズ
ドライな色味とさらっとしたテクスチャーは、塗るやいなや、必然のように虜に。ルナソルらしい、さりげなくも女っぽさが出る絶妙なニュアンスゆえ、多少冒険してもトゥーマッチになることはないから、私は下瞼含めて割としっかり乗せています。
計算され尽くしたうるっと感は、女性の味方!という感じの一品。
ほどよくコンサバ、ほどよくトレンド

5月3週目

5月3週目には、ランコムから実に8年ぶりのファンデーション、タンイドル ウルトラ ウェア リキッドが鳴り物入りでローンチ。発表会にもお邪魔しましたが、この軽さと崩れなさ、そしてソフトマットな仕上がりは、まさに今、この時代にぴったりフィットするベースメイク(ファンデーションだけに)。

そして、ファンデーションの実力のみならず、タンイドル ウルトラ ウェア コンシーラーもちょっと衝撃を受けるレベルで素晴らしいコンシーラーかもしれない。
ファンデーションが通称ウルトラファンデなら、コンシーラーはウルトラコンシーラーと言っても差し支え無いと断言。目の周りのくすみやくま、皺、シミ、丸っと全部無かったことにしてくれます。

長年、イプサクリエイティブコンシーラー EXを使い続けては、「新しいコンシーラーに出会える自信が無い…」なんて言っていたけれど、思いの外、あっさり出会えました。

先月のミラノ出張。セフォラで見掛けて「空港の免税店で買えば良いか」と思っていたら、空港には無く、泣く泣く帰国したものの、すぐ後にイタリアへ行った友人が買ってきてくれたトム フォード ビューティのオード ソレイユ ブラン。

アンバーやイランイランによる、夏のトムらしい甘めな香りが女子心をがっちり掴む…と思いきや、意外な程に男性陣から「自分でつけたい位好き」との声多々。
確かサンオイル塗ってシャンパン片手に日光浴しているかのようなラグジュアリーサマー感があるし、海が好きな人は鉄板でこの香り、好きそう。
オードトワレという気軽さも遠慮なく使えて最高。日本での発売も待ち遠しい。

5月3週目には、素晴らしいフレグランスがもうひとつ。バレードと並ぶネクストフレグランスの大本命、ミラー・ハリスが今回新しく発表したのは、F・スコット・フィッツジェラルドの小説「夜はやさし」の一節から着想を得たフレグランス。

南仏の庭で良く見られるピットスポウム(トベラ)と、文中に登場するローズを香料として選び、スイートショップのウィンドウのシュガーフラワーが思い浮かぶスケルツォだけれど、パチョリが効いていて、どこか潔さが感じられるのがお見事。
対してテンダーは、文中に登場するブラックチューリップを核にして作られた一本。

どちらもフィッツジェラルドの文章よろしく美しさと蔭が際立った一筋縄ではいかなそうな香り。

夜はやさし、読まなくては。

5月4週目

ファッション系の方々から絶大なる支持を集めるアールエムエス ビューティーからは、人気が堅固になりつつあるリップチークシリーズの新色が登場。
少し早めに使わせて頂いていますが、リップに使っても、チークに使っても、顔が「今」になるこの発色と質感。色々なセレクトショップに置かれているのにも納得。
顔だけに留まらないファッション寄りのコスメ、もっとたくさん出て欲しいなぁ。
こちらは6月13日に発売。

今月のドゥ・ラ・メールは、ザ・ルミナス クッション ファンデーション SPF20が登場。
当然保湿成分ミラクル ブロスTMを配合しつつ、塗り心地はどこまでもシアー。
それでいて、塗るたびに肌を輝かせながら、カバー力を上げてゆく、重ね方次第で仕上がりも自由自在なスーパーファンデーション。

個人的に嬉しかったのは、レフィル付きの12g×2という構造。クッションファンデーションの特性上、清潔さを保つことが出来る工夫はとても嬉しい。

5月5週目

5月の最終週、注目を集めたのは、ルナソル秋の新製品発表会。
毎度私たちの心を奪いながら浄化してくれるルナソルですが、今回のテーマは憬浄化(あこがれじょうか)。
石畳のある美しい街並みからインスパイアされて生まれた、きらめく影、深い影、淡い影、色づく影を思わせる、洗練と品性を兼ね備えたアイテム群。
ルナソルが誇るラメ使いが活きる4色アイシャドウも、ささっと混ぜて使うことで色が完成する単色シャドウも確実に必需品になりそうなのだけれど、密かに一番期待しているのは、去年のスタイリングアイゾーンコンパクトを思わせる、ルナソル モデリングフェースコンパクト。
チーク、ハイライト、シェードカラーをセットした、顔立ちを美しくみせるコンパクトだそうで、これまたベストコスメ賞を掻っ攫いそうな気配。
8月17日発売。きっとこの日はカウンターが騒がしくなることでしょう。

今月もたくさんのビューティーを試させて頂きましたが、ついつい気に入ったアイテムをリピートして使ってしまったことに少々反省。もっと色々コスメを試さないといけませんね。
来月の目標はファッションに合わせたメイク、かな。



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前田紀至子

新潮社ニコラモデルや光文社JJライターを経て、旅や美容を中心として暮らしに関する文章を寄稿しています。

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発表会、キャラバン、購入品など、厳しくジャッジしつつも、その月々に印象的だったビューティー情報を纏めます。多分月刊。
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