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学生マーケティング研究会9#19

 皆さまこんにちは!そして、お待たせ致しました!
「第1 回 学生マーケティング研究会」の活動記録“チーム食パン編”の記事をお届け致します。
(※こちらの記事は一度掲載しておりましたが訂正事項がありましたので再掲載させていただきます!)

 “チーム食パン“はオール日本スーパーマーケット協会(AJS)様からいただいたマーケティング課題に取り組みました。今回から4回に渡り、研究会がスタートした9 月末から最終プレゼンテーションが開催された1 月までの約4 ヶ月間の歩みをご紹介します。過去の記事で“チームブラックベア”の活動記録も掲載していますので、そちらもぜひご覧ください!

 第1 回目となる今回は、9 月末から10 月の活動記録となります。
AJS 様からいただいた課題は、「若者にとっての食事とは何なのか?コンビニでもなく、ドラッグストアでもなく、EC でもなく、通いたくなる食品スーパーを考える。」でした。
 この課題に対して私たちが提案したのは、「食事に対する罪悪感を解消する商品の提供と売り場づくり」です。ここでいう「罪悪感」については、また後ほど言及したいと思います。

 私たちはまず、食事や食品スーパーについての下調べから取り掛かりました。AJS様から頂いた課題に取り組むには、食品業界の基本的な知識を身につける必要があったからです。食事については中食業界、外食業界、加工食品、主食の変化、間食、インストアベーカリーなど、食品スーパーについては、いくつかの食品スーパーをそれぞれピックアップして各自で調べました。ここでの下調べには、ある程度の提案の方向性を固めたい、という目的もありました。
 しかし、それぞれが下調べした情報を共有する場を設けると、皆、目の付け所がバラバラで一貫性がなく、結局何がしたかったのかわからなくなってしまいました。闇雲に情報を集めてしまったことで、終着点が曖昧になってしまったのです...。共通の軸や枠組みを設けてから調べていたら、次に繋がる意味のあるものに出来たと反省しています。この時点では提案の方向性は定まらず、振り出しに戻ってしまいました。
 このように食品業界の下調べは上手くいかなかったため、課題に対してどのようにアプローチしていくかをもう一度考える必要がありました。「何をしたらよいのか」と考えながら大学の図書館に足を運び、雑誌から情報収集を行ったり、チームのメンバーでたくさんの話し合いをしたりしました。

 話し合いを進めていく中で、「そもそも若者の食生活を知りたい」という思いを抱きました。若者の食生活を知るにはどうしたらよいでしょうか…。

…そんな時、あるメンバーの「食事日記をつけたら良いんじゃない!?」という何気ない一言から、若者の食生活を知る、というテーマの基、チームの皆で一週間食事日記をつけてみることにしました。食事日記とは、1 日のうちで食べたり飲んだりしたものを時間と共に記録するものです。

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↑これは実際にゼミ生がつけた食事日記です。

 1 週間後、食事日記を見返し、これを基に考えたこと、発見したことを議論し合いました。どんな食生活を送っているのか、自分のものを振り返って気が付くことや全体を見て共通するところ、大きく異なるところなど、食事日記からは様々なヒントを得ることができました。
 食事日記やそれに基づいた議論、インターネットのニュースやまとめサイトを読むなどして、やっと一つのテーマを見つけました。それが、「若者の食事に対する罪悪感」です。ここでいう罪悪感とは、「健康志向」の少し手前で、「カロリーの高いものを食べ過ぎてしまった」などの、おそらく誰でも一度は感じたことのあるところを想定しています。実際にチームのメンバーも罪悪感を抱くようなことがあり、納得のできるテーマとなりました。
 罪悪感というと、どうしてもネガティブな印象を持たれてしまうのではないかということが懸念されましたが、日常的に食事に対して罪悪感を抱くという、若者ならではの感覚を信じてみようとなりこのテーマで進めることにしました。

 そんな中10 月末に2020年度初めての対面ゼミがあり、ゼミ生同士も初めて対面で会うことができました。この日はいろいろな業態の特徴を挙げていき、罪悪感を解消できる業態を考えました。
 今まで話し合いは全てzoom で行っていたため進み具合が芳しくなかったのですが、実際に集まって話し合いをすると比較的順調に進めることができ、「じゃあ食品スーパーは若者のこんな願いを叶えられるよね、こんな商品があったらいいよね」と具体的な企画のイメージを考えるなど一歩前進したように感じました。
 オンライン授業が当たり前になった今、帰り道にゼミ生皆でお喋りしながら駅まで歩いたのが何だか無性に楽しかったのを覚えています。

9 月末から10 月にかけて行ったことは以上です!

チーム食パンの歩みはまだまだ序章に過ぎません。次回は、中間発表と調査票作成を行った11 月の活動記録を掲載します。引き続きお楽しみに!


担当:お笑いオタク

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