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妊婦よ野性へ戻れ①食事編

「30分も1時間もかけて助産院での妊婦健診って何しているの?」ってたまに聞かれることがある

助産院では
常時在中する医師がいないため
緊急時以外の医療処置ができず

母子に異常が認められた場合には
医師に診察を依頼するか
病院に搬送しなくてはいけない

よって分娩時
赤ちゃんやお母さんに何も
口出し・手出しすることなく
赤ちゃんが勝手に【ちゅるん】と
元気に産まれてきてくれるのを目指して
日々妊婦健診を行っている

特に食事や、日常生活でのカラダ動きや使い方。
ココロとカラダを整える事に興味が湧き
たくさん勉強してしまった助産師にとっては、

つい「こうしたほうがいい」「これはダメ」
「あぁした方がいい」と言いがちになる。

同時に、今の妊婦さんたちも、

とてもたくさん学ばれていて

「こんな食事がいい」

「妊娠中にこれはしてはいけない」

世間的に良いと言われる行いを

きちんと守られていることも多い。

でも、一番大切にして欲しいことは
『ココロ・カラダ > アタマ』

迷ったらコレ!

教科書や人から学んだ
「アタマで考えた知識」に従うのではなく

「カラダやココロの声」を感じて従って欲しい

今からでも少しずつ

なんかわからないけど
「ざわざわ・もやもや・ドキドキ」
することを避けて

「ふんわり・安心感・しっくりくる」を感じて
その方向に進む練習をして行って欲しい

食欲もそのまんま

「玄米・粗食がいいんですよね」

「そう思うなら続けてみて、あなたが食べて心から美味しいと感じるならばそれでオッケー」

そんな生活を続けていて
ある日「血の滴る肉の塊」が夢に出てきて
服や手が汚れるのも構わず
よだれをたらしながらムシャムシャ食べて
次の塊に手を伸ばそうとしたら
目が覚めてしまう

そんな日が来るかもしれない。

その時期は赤ちゃんの身体がぐんぐん成長して
あなたの身体はタンパク質を欲している状態かもしれない

それを「肉はなんちゃらかんちゃら」と考えて
沸き立つ思いを見ないようにしたり
気づかなかったら
赤ちゃんはどうなる?

やっぱりそこは迷わず
肉屋に走って、コンロにかけたら手づかみで
肉汁を滴らせながら
大きな口を開けてかぶりついて欲しい。

昭和40年頃の文献には、
『妊婦が甘いものが食べたい時には気がすむまで食べさせたらいい。そのうち苦味・えぐみを感じて甘いものが食べられなくなる』
と書いてあったりするのだけど

その頃よりは、日本人の白砂糖の摂取量はびっくりするほど増えていて、幼い頃から食べ過ぎて麻痺している人も多いので…

お腹の張り、冷え、カンジタなどおりものの変化、
風邪をひきやすい、疲れやすいなど…
妊娠中に不調があれば
やっぱり白砂糖は控えめに

どうしても甘いものが食べたくなったら、
穀物や他のものから甘みを感じて欲しいと思う。

他にも
「ラーメンが食べたい!」
「ファーストフードのポテトフライが食べたい!」
「氷がバリバリ食べたい!」

食べたかったら食べたらよろし。

でも、もしそれが身体の中からの
「ミネラルや塩分不足」
「何かをしっかり噛んで唾液などの消化液を出したい!」
という声ならば

試しに、梅干し・塩むすび・味噌汁・漬物などを食べてみたら?
意外と身体は、そちらの方を喜んでくれるかもしれないよ。

身体の声を感じることも
それを一つ一つ読み取っていくことも大事だね

「妊婦よ、野生に戻れ②」は性欲についてです✨

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