2022_0302_本読み

3月2日(水)は以下を読みました。


山崎
振仮名ふりがな歴史れきし』今野真二 著
集英社
まえがき 振仮名とは何か

この2年間、音読を続けてきて、にわかに気になってきたのが、振仮名ふりがなです。それでこの本が目に入りました(noteの振仮名機能を知り、早速使ってみてます)。

漢字の熟語など、振仮名は無いことも多いので、どう読むのか判断。

芭蕉の連句集に、実にいろいろな文字表現があります。
つまり、
漢文のレ点、一二点。見たことのない漢字。いまとは違うカタカナ使い。そして振仮名。

日本語の表記は中国から漢字を取り込んではじまり、中国語そのもの(漢語)もたくさん取り込んで、それに日本語の読み(訓読み)がついたりもします。


きよもとさん
『俳句と地球物理 』寺田寅彦 著
鉛をかじる虫

鉄道大臣官房、を訪ねた時のこと、1933年の文章でした。

地下電線の被覆の鉛管をかじる、コクゾウムシに似た虫がいる、ということから、消化のできないものを食べて、それをそのまま出す、という不思議を書き出します。

そこからの連想で、無駄なのか、あるいはそうでないのか、結局はよくはわからない知識を取り込むのが、どんなことかな、と自由に思考を巡らしていました。




山崎
『芭蕉連句集』岩波文庫
二七 かくれ家や(伊達衣)93〜95ページ

朴という字に、こはた、という振仮名がついていました。

注があり
〈下人の着る一種の衣。つづり(つぎ合わせた着物)。〉
だそうです。

ホオノキもこの漢字だし、朴という韓国の苗字もありますね。広い使い方があるのだな、と検索したり、角川漢和中辞典を見ましたが、こはた、という読みは発見できず。

これも振仮名が主役な表現なのでしょうか。

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