2023_0513_本読み
<1305字>
冒頭の写真:
カシワの木が、虫食いだった。食べ主はもう見当たらなかった。ハバチの幼虫かなぁ。
シャリンバイの葉は病気っぽくきたなくなっていて、いろんな柄のテントウムシが蛹の抜け殻や幼虫も含めて、けっこうな数いた。
このあとどうなっていくか、見ようと思った。
きっと忘れちゃうだろうから、ここに書いておいた。
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5月13日(土)は以下を読みました。
『あまりにロシア的な。』
亀山郁夫 著
青土社
第4章 記憶の冬、冬の記憶
チェチェン危機ーー資料4
戦さの中の宴ーー師匠と弟子(番外編)
(225〜232ページ)
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1994年、第一次チェチェン紛争が起きた時の文でした。山崎、チェチェンがどこなのか、ほぼ意識がなかったですが、フレーブニコフの重要な場所、ボルガ川がカスピ海に注ぐアストラハン、から300キロぐらいのところに、首都のグロズヌイはあります。
面してるわけではないけど、地図を眺めているとカスピ海がすぐで、アゼルバイジャンのバクーがあって、それからイラン。
ロシアはヨーロッパからアジアまでにまたがってると考えると「謎」に感じてしまう、と思いました。
亀山先生たちの「宴」でも、どのロシア文学者の中にアジアがあるのか無いのか、みたいなことを話題にしていました。
(音読した人:山崎)
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『沖縄ノート』 大江健三郎 作
岩波新書
八重山民謡誌69年
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沖縄本島から差別されている八重山諸島。そこのことを書いた『新南島風土記』の作者、喜舎場永珣と会ったときの、作者の中におきた感情などを書いていました。作者は、常に自己嫌悪の気持ちに陥りながら考えているのですが、今は、気持ちのその部分を受け取らないようにして、核心を読みたいなと思いました。
八重山の民謡を聴いてみたいと思いました。
(音読した人:こいでさん)
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『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集)
岩波文庫
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子規の3通目にこたえる、漱石の14通目。
漱石の漢詩による、メッセージというのか、戯言というのかが、注にある現代語訳を読んでいただくと、なんとか感じられ、楽しかったです。
子規が英語の詩を引用しまくったり、漱石が(子規におもねって?)漢詩で訴えたり、知識人になりたての明治の若者を感じました。
(音読した人:めいさん)
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『俳句的生活』 長谷川櫂 著
中公新書
第9章 友
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俳句につく「前書」というものを、初めて知りました。
この仕組みが生み出すあざやかさを、さすが筆者はあざやかに解説してくれてました。
カワセミが飛び去った、という情景を詠んだ描写の句が、
前書を加えると
カワセミのデザインのついた皿が買えなかった、ごめん、
という人間関係の句に変わってしまう。
うーん、確かにそうなるなー、言葉って面白いなぁ、と思いました。
(音読した人:きよもとさん)
こないだ読んだ芭蕉の連句が、どういう場面を読んでいるかはなんとなくわかるんだけど、どこに面白みがあるのかがわからない、ということを思い出しました。時代背景がわからなくなると、読み取れないことが多くなるのは想像がつきます。とりあえず、わからないまま受け取っておくしかないです。
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