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2022_1203_本読み

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12月3日(土)は以下を読みました。

『あまりにロシア的な。』 
亀山郁夫 著

青土社
2 水溜まりを越えて 
 世界文学研究所にて 手記5
 「『ギレヤの矢』止められず」 資料1(48〜54ページ)

手記の方は、怒声が響き涙も流れるマヤコフスキー全集の編集会議のこと。

ただ紛糾して、一語についての意見が合わないことで、まる一回の会議が費やされていく、という様子なのに、これ読んでて面白いのは、人間の熱情が活写されてるからですね。

それにしても、この場に居る日本人の亀山先生、すごい。よほどの理解と造詣が想像できます。

(音読した人:山崎)





『畏るべき昭和天皇』    松本健一 著

新潮文庫
政治を超えた虹

天皇の政治的な本質はどういうことか。

最後に来て、まるで神話です。
天皇 田植え で検索すると、こんな記事にもぶつかりました。
神話は作られ続けている、と感じます。

(音読した人:こいでさん)





『さかなくん』  しおたにまみこ 作

偕成社

実に不思議な設定でした。
感覚が、夢のなかではあたりまえの現実、と感じていたことが、あとで考えると実に不合理だったな、と感じることがありますね。
そういうことを、夢の中のまま描いたみたいな。

(音読した人:はやしさん)





『俳句的生活』    長谷川櫂 著

中公新書
「生かす」

前回は、一転、お料理のこと、と書いたのですが、包丁という道具につながり、切ることこそが日本の料理を構成するものだ、となり、そして俳句の「切れ」につながりました。

俳句は言葉を切る文芸 ということばがあって、やはり印象的。

(音読した人:きよもとさん)

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