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2024_0217_本読み

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冒頭の写真:
ポンカンの皮の砂糖煮です。最後にオーブンで乾燥しすぎた以外はとてもおいしくできました。前にタンカンは香りが強いイメージがあって以前こんな感じに作ってみたのですが、苦味が強かったです。
今回頂いたかたに聞いたところ、タンカンの方が苦味の油分が大量に含まれているそうで、ポンカンの方が香りが高い、と。また、ポンカンとネーブルオレンジが自然交配したのがタンカンって知らなかった。
ポンカンは皮がペラペラなんで美味しくないかな、思っていたのですが、逆でした。
3回くらい茹でこぼし、合計半日くらい水にさらしてから砂糖と水で煮て、最後はオーブンで乾燥。乾燥しすぎて硬くなってしまったが味はよかったです。次回は乾燥を加減します。


2月17日(土)は以下を読みました。


『巨匠とマルガリータ』 
ブルガーコフ 著

集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ

今起きていることの見られる地球儀がでてきました。火の見えていたところが拡大していくと、戦争のリアルな現場を見ることができました。

ヴォランドにそれを見せられるマルガリータ。そこに現れたのがアバドンナ。眼鏡をかけた男のようなのですが、名前なのか普通名詞なのかよくわからないです。

そのあと、マルガリータを女王とした大舞踏会が始まりました。

(音読した人:山崎)





『科学と宗教と死』 加賀乙彦 著

集英社新書

戦後の激しい飢餓感を読書でしのいだ話など、筆者がなぜ、精神科医で作家になったのか、その経緯がわかりやすく書かれていました。
人はパンのみにて生くるにあらず
は聖書の言葉でしたか? 文を食べて飢えをしのぐのは、人間ならではのありかただなぁと感じました。

(音読した人:こいでさん)





『犬が星見た』 武田百合子 著

岩波文庫

モスクワにて、トレチャコフ美術館、プーシキン美術館の見学。猫とカラスの木乃伊が印象的。
駐在員(報道関係?)の人にあげるものを、列挙していたのが、時代や状況がわかる気がして、面白く感じました。
たとえばヤマト糊が無いから、というのでそれを渡す。
ヤマト糊を旅に持って行ってる、というのも、あらかじめそういう助言あってのことなんだろうなぁ、などを想像するのが面白いです。

(音読した人:きよもとさん)





『漱石・子規往復書簡集』 和田 茂樹 (編集) 

岩波文庫

前回話題になった、亡くなったのは明治35年ということから『新潮日本文学アルバム』から、亡くなった時のことについての記述を読んでいただきました。

絶筆の3句の写真があり、前に長谷川櫂さんの文も、もう一度見せていただいて、味わうことができました。これを書いてのち、14時間で亡くなった、と知ると、何というか、リアルです。

(音読した人:めいさん)


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