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だんだん見えつつある、マンパワー不足の時代の光景

街の緑を守る、という仕事をしてきて、最近、ひしひしと感じることがあります。

それは、マンパワー不足、資金不足です。

これはきっと、今後の日本では、どの分野でもついて回る課題だと思います。なので、あとで、もうちょっと丁寧に書きたいと思っています。


私が今、仕事で直面しているのは、農薬の使用です。

農林業、そして、緑地の管理でも同じですが、これまでは、炎天下の中、連日、人が手で除草し、草刈りもしてきました。

だから、高温多湿で、放っておくと植物がバリバリに茂る日本に住んでいても、身の回りで草がはげしく茂っている、という光景には、あまり遭遇しないですんできたはずです。

ですが、それは自然にそうなったのではなく、仕事を計画的に発注し、それを受けて、現場で地道に作業をしてくれる存在が多数おられたから、実現できていたことなのでした。

最近では、都市部の町中の緑地でも、それが当たり前にできなくなりつつあります。


すでにかなり高齢化が進んでいる、農業はもっと深刻ですよね。生きていくのに不可欠の食べ物にかかわることは、死活問題なので。


夏の間、蚊やダニなどの予防に草刈りをこまめに、と言われます。確かにそうですが、では誰がやる?

人手がないならば、農薬を使えばいいじゃないか。そういう考え方もありますが、それもいろいろと問題が生じつつあります。


だんだんと、今まで通り(少額の)お金を払うだけでは、できなくなって行くことが増えそうです。

まだ、実感はあまりわきませんが、「人口減」とはそういうことなのだと思います。

あまり楽しい話題ではありませんが、あとで、すごく困った!! にならないためにも、早めに考えて対策をとっておく方がよい、と思って、書かせて頂きました。

この暑い時期に、草刈りや除草をされている方、あまりご無理のないようにお願いします。ですが、これから、本当に、どうしましょうかね?


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