女子トイレの清掃から、未来に思いをはせると?
これも働き手の減少と関連するのだと思いますが、少し前から、駅などの女子トイレの清掃の担当者が女性ばかりでなく、男性のお世話になることも多くなってきました。
これは女性のみへの質問になってしまいますが、女子トイレに入ったとき、男性の清掃担当者が作業をされているのに出会ったとき、どのように感じ、どのように対応されていますか?
先日、ある駅でお手洗いを借りました。そのとき、制服姿の男性が遠慮がちに作業されていました。
相手の居心地の悪さが想像できるだけに、いつも少々、気の毒な感じがあります。
で、女性だったら普通にかけられる「いつもありがとうございます!」の声がすぐに出てきません。
ですが、そんな自分を残念に思い、出るときにまだおられたら、そのときは明るく声をかけよう、と思いつつ、空きを待って並んでおりました。
すると、とても丁寧な物腰で「お客様、こちらをお使い下さい。」と気持ちのよい声をかけて下さいました。
教えられてやっと気づいたのですが、1つ開いているのに気づかずに、待っていたのでした。
で、そのときお礼を言い、出るときに入り口近くにおられたその方に、また明るくお礼を言ったら、深々とお辞儀をして下さいました。
まだまだお互いに慣れていないので、お手洗いで異性に出会うと、お互いにちょっとぎょっとして、気まずい感じになってしまいます。
それはある程度までは、仕方のないことだと思います。ですが、そんなとき、自分はどうする?とは思います。
そう感じていたら、女子大学のトランスジェンダーの学生も同様に入学できる、という話題が目に入りました。
高齢化、人口減少、その他にも多様性をきちんと受け止めようという価値観の変化から、社会システムが変わっていくと、それまでの当然が当然でなくなることが、ますます増えていくことと思います。
予想と違っていたり、慣れない場に身を置いたりすると、誰しも、最初はドキドキしたり、どうすれば?となったりします。
が、いろんな人がそれぞれの立場や役割で、協力して生きていくのが、社会の意味であることを思うと、いつどこで、誰と出会っても、「袖振り合うも多生の縁」で、気持ちのよい時間が過ごせたらいいな、と強く思いました。
女子トイレの清掃をして下さっている男性、その他にも人目を気にせざるをえないような環境で、居心地の悪い思いをしつつ、社会のために何かの仕事をして下さっている方たちが、きちんと評価され、感謝もされる。
そして、少しもイヤな思いをしなくてすむように。
その気持ちが、これからの社会を過ごしやすいものに変えてくれるのでは?と思います。
みんながお互いに気持ちよく。
身の回りのちょっとしたことから、やっていけたらいいですね。
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