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種子島にある泊まれる植物館「あずまや」

おだやかな坂道をゆっくりと車を走らせる。ある一角だけ植物たちがうっそうとしていたのですぐにここが泊まれる植物館ということがわかった。

指定された場所から鍵をピックアップして(と言ってもフロント係りのような人はない)ガラス張りの扉を開ける。

その瞬間子供に戻りました!わーい!

なんと目の前にブランコがぶら下がってるじゃないですか

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荷物そこら辺にポイポイって置いて、速攻ゆられる・・・延々と。
何年ぶりなんだろう、この浮遊感。ハイジ、私はハイジ!
しかも建物の中でゆらゆらするなんてとても贅沢な気分になります。

鹿児島県の南埠頭から高速船で1時間半くらいのところにある島、
種子島の住吉地区という小さなまち。1日1組限定で一棟借りできる宿「あずまや」さんがあります。

もともと植物好きだった方がたくさんの木々や貴重な希少種なども手塩をかけて育ててきた広大な庭。
「この植物たちをたくさんの人に見てもらいたい」
そんな思いを引き継ぎ「あずまや」としてリノベーションされた宿。
(リノベーションを担当した内野さんについては別マガで紹介します)

室内からも植物を感じれるように一面ガラス張り

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(雨でも植物たちのしっとりした顔をながめることができます。この部屋は琉球畳)

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(キッチンから こんな開放的だと毎日の炊事が苦じゃないかもな笑)

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(入り口)

地元の伝統工芸と素材でリノベーションされているため、いたるところで温かみを感じれるパーツに出会えます、心打たれました。

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ね!?(地元の鍛冶屋さんが作ったカーテンレール。トップの写真の宿のサインも。この鍛冶屋さんについては別ページで紹介予定)

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(キッチンのタイル?は鉄分が多い種子島の土を使った焼き物

この宿はいずれは(10年とみているようです)、元々の家主さんにお返しをすることを前提としているため床の間とお仏壇等は残されています。一歩間違えると普通の家っぽくなってしまいがちですが、センスいいたたずまい。

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そして何より気に入ったのはライティングです!写真スタジオ並みに?いや高級ホテル並みの計算し尽くされたリラックスできるスポットがたくさん。
人工的あかりなのに、なぜかキャンドルの炎の揺らぎに近いリラックス効果を感じたんです。たぶん、建物が自然素材をたくさん使われているという事と、ダイレクトに植物の気配を感じることができる設計になっているためそんな波動になるんじゃないかって勝手に想像・妄想。

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(パノラマ写真!この写真じゃちょっとわかりづらいかもしれません!もうこれは行ってもらって体感してもらうしかない)

ちょーリラックスでした!

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地元の左官職人が手がけた壁。これがたまらなくいい、建物が呼吸をする感じなので私の第4チャクラの機嫌もよかった笑

夜はフクロウがしっとり鳴き、ゆっくりとした時間のなかでみんなそれぞれを過ごし、かと思ったら真ん中に集まり笑いあったり。
ひとりで過ごすにもたまらない空間かも。外に出ないでずっとここで本を読んだり。そんなぜいたくな時間をここで過ごすためだけに、種子島に時々行ってもいいかも。

もしかしたら、種子島に移住もしくは異動願いを出したくなるかも!?

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*おまけ*

上の写真の壁を手がけた、左官職人さんに偶然お会いすることができました!

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左官の寅ちゃん!かっこよすぎ。


いただいたサポートはこれからも来双船がよい出会いができるよう、心から感謝しながら使わせていただきます!