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エバヤンのハナ+ハナ先にいた1頭。の祖母の父の名前だけで瞬時に四半世紀前まで脳内ワープできるから競馬ファンはちょろい

ケンタッキー・ダービーの余韻を楽しむ回です。
いやースタート後手は仕方ないし直線2着馬との攻防で馬より先に人がタレるんじゃ、と思ってドキドキ見てたけど最後までファイト出来てたし「勝つときはすべてがうまくいく」すなわちすべてがうまくいったわけではないからこその僅差3着だったっすよね。朝っぱらから堪能しました。

って書いた通りウマ娘会社オーナーの所有にして3着に健闘したエバヤン。
2着だったシエラレオーネとは血統も似通っているわけですが、それだけに勝ち馬の血統表の母系三代前に入っているSiphonが懐かしくてさー。

バヤコア(1984-1997。アルゼンチン)、パセアナ(1987-2006。アルゼンチン)、サンドピット(1989-2003。ブラジル)、そしてサイフォン(1991-2019。ブラジル)、ジェントルメン(1992-?。アルゼンチン)ぐらいまで、主にアメリカ西海岸を舞台に、南米出身馬祭が開催されていた時代がありまして(その後、アルゼンチン生まれウルグアイ育ちのインヴァソールがBCクラシックを勝ってしまった2006年が物語的にもピークですかね)当時は現役競走馬を輩出する場として南米が注目されていたんです。
それから幾星霜。マカヒキやサトノダイヤモンド、レシステンシアなど、活躍馬の母方の宝庫として再注目を集めたのが数年前ですか、最新ケンタッキーダービー馬も母系にブラジル出身名馬の名前がある、というだけでケンタッキー産なのでここまでの熱語りに意味はないんですが(!)、いや、競馬は続ければ続けるほど面白くなるのよ、と言いたくて。
今日栄冠を逃したオーナーもあと25年続けられるといいし、そこまでの金銭的負担ない俺たちファンが同レベルの感慨を抱けるって、こんなお得な話ある?

Photographer: Michael Reaves/Getty Images
"Mystik Dan, right, crosses the finish line to win the 150th running of the Kentucky Derby at Churchill Downs in Louisville, Kentucky, on May 4."

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