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実家暮らしは「勝つ」為の「手段」である

住まいのプロが考える
最大の経費削減方法

住まいについて様々な仕事を経験した私が考える「日常生活における最大の経費の削減方法」は、実家に暮らすことです。

これは「実家に甘える」という安易な考えでは有りません。

良い年して、今更実家に住めないよ!恥ずかしい!なんて思う方も居るかと思いますので、説明させて下さい。

何故実家に暮らすのか

私は「奥さんの生活を第一」に考えて、奥さんの実家に住んでいます。
「私1人さえ義母と仲良く過ごせば、それ以外の全ての問題を一度に解決出来る」と考えたからです。

自分の両親が住む場所からは離れてしまいましたが、今まで通り「自分が」通えば済むだけの事。

実家暮らしのメリット

この方法により
・東京23区で戸建てに住める
・仕事の可能性を広げる事ができる
・共働きでも、まだ小さい子供を安心して任せ      られる。
・家事負担を全員で共有する事が出来、一人一人の負担を減らす事が出来る
・高騰している光熱費や食費を分散出来る

などのメリットが生まれます。

これって何だか「実家暮らし」というよりも「シェアハウス」という言葉の方がしっくりきませんか?

何より、「恥ずかしい」という決めつけで実家暮らしによる経費削減の効果の大きさと、その他の可能性を見過ごしてしまうのは勿体ない。

「シェア」という価値観の拡がり

最近では「折角、実家に空きスペースが有るのだから有効に活用しよう」という人が増えていて、リノベーションしているのを見かける様になりました。少しずつ価値観が変わり始めているのかも知れません。

Airbnbの様に空きスペースを活用する文化が根付いてきた事も少なからず影響が有るのかもしれませんね。

ホスト役の両親も、少しでも家賃収入が有れば助かるはずだし、住み手としても破格の家賃で住む事が出来る。場合によっては、家賃を支払う事を交渉の材料に使う事も出来る訳です。

実家暮らしとは、住み手が一方的に「親に甘える」事なのでは無く、お互いがお互いにメリットを享受し合う「共存」という考え方です。なので、お互いメリットが無ければ成立しません。

「既存の家を活用する」事に目を向けるだけで、これだけの可能性が生まれるのです。

実家暮らしがもたらす物

私はこれまで自分でリノベーションしたマンションに住んでいましたが、

高額なローンの返済
毎月掛かる管理、修繕費
固定資産税
車の駐車場代
車の維持費、税金

と、よく自分の収入で(笑)これだけの支出を放置していたなぁ、と思います。

家の経費は、実家暮らしで大幅ダウン
車はカーシェアを利用すれば良いと思い
手放しました。手放してみると、はじめは不便だな、と感じていたのが「本当に必要な時だけ使う」様に自分でコントロールする様になります。

さらに、新しい住まいでの暮らしの情報を発信して、それを副業として仕事にすれば「収入」を生み出してくれる様になります。
私の場合は、ここで得た収入は全額、発信用のノウハウの開発や、セミナーやワークショップの為の準備に消えていますが・・・汗。

自宅を収益物件として賃貸にすれば良い。という意見も有りますが、それだと空室になるリスクと常に隣り合わせになるので、誰もが得をする訳では有りませんし、再現性が高いとは言えないでしょう。

最近では、SNSで
携帯のキャリアを変えよう
保険を見直そう
食費や日用品を見直そう
と、生活経費の削減方法として発信されていたりしますが、結局の所、土台となる「住まい」の経費を削減しない限り、今抱えている問題の「核となる部分」を解決する程の効果が無かったりします。

実家暮らしは「負け」では有りません。
「勝つ」為の方法の一つなのです。
100万円稼ぐ方法も大事ですが、まず100万円節約する事に目を向けてみませんか?

この方法で、住まいの経費に苦しんでいる人が少しでも楽になると良いなぁ、と心から思います。

何か新しい方法で、生活基盤を「ひっくり返す」事を考えている人の、一手となれば幸いです。

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