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読書備忘30

運転者 未来を変える過去からの使者 (喜多川 泰シリーズ)

自己啓発と小説が掛け合わった一冊。ストーリーの展開と、そのストーリーにちりばめられたメッセージがとても面白い作品であった。運がいい、悪いは存在していない。運とは、貯金と切り崩しによって使われるもので、自分の日々の行いだけで完結しているものではなく、過去(先祖)~未来(子供など)と繋がっているものという考え方はとても学びになった。例えば、自分にとって運が悪いこと、ツイていないことが起きると、普通は「自分は運がないやつだ…」と卑屈になってしまうが、この作品では、自分にツイていないことが起きても、それは運を貯蓄していることに繋がっており、来るべき時に運を貯めているという考え方だ。運そのものを自分だけで使うのではなく、自分の子供など、未来のために使うことができる。自分の人生は、長い物語の一部であることを意識させられる作品であった。

読了してからしばらく時間が経過しているので、もう一度読み直してみる。自分の人生のヴィジョンってなんだ?俺には取り立ててスキルがないんじゃないかとかなりネガティブに考えてた。自己啓発本なんて読む意味あるのか…と思っていた自分がいたが、この本には少し救われた。この作者の本は、ストーリーもメッセージもとても面白い内容であったので、この作者の本をいくつか購入して読んでみることにする。

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