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心にフタをされた人たち

先日、投稿10回目にして初めての「サポート」をいただきました

ボクの投稿の『目的』は、それぞれの場面で悩み、苦しみ、葛藤している実践者(ジッセンジャー)のみなさんの支えになり、力になりたいということ

そのための『目標』は、1人でも多くの共感してくださる方に読んでもらうこと(フォロワーが増えること)、その方たちが「なるほどー」と思えるような投稿をお届けすること(実際のエピソードからの、『たとえばなし』と『しつもん』)、そしてそんなみなさんからの反応を感じることでまた次の投稿への意欲が高まっていくこと(『スキ』や『サポート』をいただく)などなど

じゃあそのためにどんな『方法』や『手段』があるかとういうことを考え、1つずつ行動に起こし、振り返り、また次の行動(チャレンジ)につなげていきます



こんな風に、色々なことを『感じる』ことで、考えられることや行動を起こせること、表現できることがあります

逆に言えば、感じないと考えられないし、行動に移せないし、言葉や文章で表現することもできません

職場の様々な業務に携わり、バレーボールの指導や審判に関わらせてもらったり、そしてたくさんの子どもたちに関わってきて、今強く思うのは『感じる』ことの大切さです

「こうしなきゃいけない」という、正解を探すばかりの思考ではなく、「そのとき自分の心はどう反応しているのか」という感情の部分にもっと関心を持てたり、それをもっと大切にできるような環境を作りたいなと思います



先日の昼休憩中、弁当を買うために職場の近くにあるコンビニに行きました

店内はお客さんが特に多いわけでもなく、ごくごく当たり前に弁当コーナーの前に立ち、ごくごく当たり前に弁当を選んでいたそのとき、若い店員さんがボクのすぐ目の前を通り過ぎていきました

ビックリしたボクは、しばらくその後ろ姿を眺めていました

しばらくしてバックヤードから出てきたその店員さんは、ドリンクコーナーで商品を選んでいる親子の前をまた平気な顔をして通り過ぎました

ボクのときもその親子のときもそうですが、前後のスペース的に見ても『わざわざそこを通っている』ようにしか見えない店員さんの行動に唖然としました



コンビニ店員にイライラしてしまうちっぽけな自分がイヤだというさらにちっぽけなボクは、その店員さんがいない方のレジに行き、会計をしてもらうことにしました

カゴをレジ横に置き、「あのチキンを1つください」と言ったのに返事なし
思わず、その顔をじっと見てしまいましたが、もちろん目を合わせることなく、淡々とチキンを袋に詰め、レジでの会計業務を行っていました

ボクは、自分の心がモヤっとしたのを感じました



感じ方は、もちろん人それぞれです

同じことをされたり言われたりしても、すごく敏感にキャッチする人もいれば、何とも思わない人がいます

どちらがよくて、どちらが悪いとは言えませんが、あまりにも・・・っていう場面が最近多いと感じていただけに、とても気になったエピソードでした



この『感じる』ことについて、ボクなりに色々な角度から考えてみました
今回はその1つである『心にフタをされた人たち』という視点でお伝えしてみようと思います

もう一度言いますが、ボクなりに色々な角度から考えたうちのただの1つです
これが全てでも、これが正解でもありません



我が家には小さな子どもが2人います
親のボクが言うのも何ですが、本当に素直な子です
親の言うことなんか聞きません、だって本当に素直だからです

『素直』と聞いてほとんどの人が思い浮かべるのが、親(先生、上司)の言うことをきちんと聞くことだと思いますが、我が家の子どもたちの『素直』は、親ではなく、自分の心にまっすぐという意味で使っています

世間一般で言うところの『わがまま』の方がイメージに近いかもしれません



眠かったら素直に「眠い」って言うし、それでも遊びたかったら「眠いけどまだ寝たくない」って素直に言ってくれます

一緒に食事をしていても、欲しいものは「食べたい」って言うし、欲しくないものは「いらない」って素直に言ってくれます

子ども同士、おもちゃで遊んでいるときも、「そのおもちゃ貸してほしい」って素直に言うし、「まだ遊びたいから待ってほしい」って素直に言います

ケンカしたら「叩かれて痛かった」って素直に泣くし、ご飯が美味しかったら「お母さんのご飯はいつも世界で一番美味しいよ」って素直に言葉にしてくれます



ボクたち親は、できるだけそれを一旦受け止めることを大切にしています(・・・あっ、あくまでも「できるだけ」です)

せっかく素直な感情を伝えてくれたのに、親の都合だけで「それはダメ」とか「こうしなさい」と、一方的に心にフタをし続けたら、どんな子ども、どんな大人に育つのかを考えた上でです

一旦受け止めるようにはしていますが、何でもかんでも受け入れることはしません
ボクたち親も素直な感情と、そこからの考え(提案)を伝えたり、その上での本人の気持ちを聞くようにしています



「明日は朝からお出かけだから、早く寝た方がいいって思うよ。あとどれくらい遊んで寝たいの?」

「この唐揚げ、お母さんまだ1個も食べてないから食べたいな。どうしようか?」

「2人ともこのおもちゃで遊びたいんだって。どうしたら2人とも楽しい気持ちで遊べるかな?」



 自分の感情、自分の考えをきちんと出せる安心・安全な環境で育てられた子は、きちんと『感じられる』し、その感情をもとにきちんと『考えられる』ようになるんじゃないかなと思っています

それが、相手に対する感情、すなわち『気づかい』や『思いやり』にも繋がって行くんだと思います

もちろん小さな頃に経験・体験できていればベストだと思いますが、中高生や大人になってからでも、『心にフタをしない・されない生き方』は大切にしていけたらいいなと思います



 『今、自分の心はどう感じているんだろう?』



自分の心から出た答えは全て正解です
「分からない」も、大切な自分の答えです

そんな自問自答が、1人でも多くの人の『感じる』心を取り戻すきっかけになったらいいなって思います



#教育
#感じる
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#しつもん

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