言葉の日記

せっかくなので何か投稿したいと思い、今もちょっと引っかかっている言葉に関して日記みたいに書いていこうかと思います。

知人がぽつりと呟いたもの。それは教会でのコンサートの帰り道。冬なのですでに真っ暗になっていました。車の中で感想や身内の話でわいわい話し合って一段落して、ふっと静かになったときに誰かに言うような、独り言のような声でその言葉を呟いたのです。

「5時で暗いとさみしいね」

ほんとに些細なことです。変わった言葉じゃないけど、私の中ではなぜか引っかかりました。眠たくてうとうとしていたのに、これを憶えていなきゃとずっと反芻していました。

私は前からまっすぐ帰ることが多くて、夜=遅いというイメージがあります。暗くなると帰らなきゃとよく思います。
なので、5時なのに暗くなると、もう夜か…早いなあ、そう思うことはあるのですが、そこから「さみしい」と思いませんでした。でも、言語化しなくても心の奥でほのかにあった気がします。それをぱんっと言い表したような言葉、私の奥にあった気持ちをそっと気づかせてくれました。最初は気づきませんでしたが、きっと、これが私が引っかかった理由かなと思います。

田んぼに挟まれ電灯のない、星もない真っ暗な道の中を走っているそのときにあの言葉を聞き、そんな本人の気持ちが素直に出たように見えました。私にはなかなか言い表せないようなやわらかい言葉でした。

#日記 #はじめてのnote #心に残る言葉

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