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替え時なのか?耐え時なのか?

私が危惧しているのは、今のレベルを引き上げることなくJ1の舞台で戦うことをよしとしているかどうかなのです。
実際、選手のほとんどは、J1よりJ2の経験が多い選手とプロになりたての若手と経験値はあれど体力的にしんどいベテランで構成されているんですね。
せっかく出来て来たと思っても、ちょいちょい中盤をいじるし、ボランチは、プレスしか求められてなく、繋がなくなったからどんどんポジショニングは悪くなってるし、ポジショニングが悪くなるとプレスに行って奪ったとしてもサポートもないし
どこに出せばいいかもわからないし、出してもカウンターありきなのであせっちゃってポジションずれるしで、まったくサッカーの体をなしてないチームになってしまいました。

去年の9月からおかしくなりましたが、モリシとマコの運動量でなんとか支えてきました。
今年も4月までは何とかなりましたが相手が強くなって勝てなくなると、勝ててたころのサッカーができなくなりました。
いわゆる、自分たちのサッカーというものがなかったので戻るところがわからなくなったわけです。
戻るところというか、哲学的に自分のプレイスタイルとは、というものを持っている選手が集まると監督どうあれチームのサッカーは、おのずと決まってくるのではないかと思っています。
ですが、若い選手やレベルがカテゴリーより低い選手というのは、確固たる自分のプレイスタイルを押し出してプロの舞台でやれるほど成熟していないと思うのです。
若手とルーキーにいるじゃないかと言われるでしょうがマコとモリシが特別なだけでほとんどの選手は、まだ至らないですし至らないまま年を重ねている選手がいると思っています。

監督としては、そういう「自分のない」選手というのは、ある意味扱いやすいと思います。
自分の思うように動いてくれるうちは、ですが、選手は人間なのでずっと同じようには動いてくれません。
なんなら、自分のプレイスタイルを確立したいと思うようになれば監督の計算から外れた選手になる可能性もあるわけです。
監督が計算外になった選手を即座に外すような方策を取る人であれば、初期に活躍していた選手は試合に出られなくなり次世代の監督の言うことを聞く選手に入れ替わります。
何年か同じ監督で過ごすうちに、うまい下手は別にして、「こうすれば試合に出られる」ということがわかってくるのです。
(ゆえに同じ監督は最長4年というサンフレッチェの掟が以前は、ありましたが)
主力の怪我離脱もあり、チームとしてのレベルも落ちていますが、野津田くんがちょくちょくスタメンから外れていることに疑問を抱いています。
試合に出れば結果を出せるような活躍をするのに、なかなか定着しない。
最近はプレスに行くより、スペースを埋める動きが多く、もしかするとそれが監督は気に入らないのでは?と思っています。

チームにとって監督は、絶対ではありますが、ファンにとっては絶対ではありません。
勝てなくなれば、いろんなことを模索し、分析し、それがどういう方策で行われているのか詮索します。
数か月そういう時期を過ごしていくうちにもしかすると、この監督は前の監督と同じじゃなかろうか?と思い始めるに至りました。

しかし、ミシャやポイチさんのように選手の変化に合わせてサッカーを見直すということができる監督であれば、今後また勝てるようになるかも?と思ったりもしましたが、今のところはハイプレストラジションカウンターサッカー以外の方策はなさそうですし、いきなり始めた4バックについて4バックの守備への移行の指示やポジショニングの指示はないまま単純にフォーメーションだけ4バックにしてしまっていたので選手がフォーメーションがかわればそれに合わせることができると思っていたのか?と監督の手腕に疑問を抱いてしまいました。
(もしかしたらドイツでは選手が変化に対応できるようなスキルと備えているかもしれないし)

とはいえ、選手もチームも以前はよかったのに、というところへは戻れないんですよね。
日々、変わって行きますし、進化することもあれば、退化していくこともある。
人と人が絡み合い、チームも変化していくわけです。
そのうえでその時、うまく「ハマれば」チームとして機能し「いいサッカー」をして勝利することができるのです。
そのチームが「ハマる時」を多く作ることができる監督、選手が優勝できるチームになると思うです。

今の状況は、選手が原因なのか、監督が原因なのか、私は、どちらかというと監督じゃないのかなーと思っていますが。

みなさんかいかがでしょうか?

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