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セブンイレブンシートから見た事

セブンイレブンシートで試合中も写真を撮ってもいいということになったとの噂を聞いて、名古屋戦のチケットを取って頂いたので(これが大変だった)友達と3人でピッチレベル観戦致しました。

いつもは上から見ているので全体を把握しながらサッカーを見ていると思っていたので、下で見る時はあんまりわからんだろうなーと思って降りていきました。
目的は写真を撮ること。
照明も少しは明るいだろう、と目論んで。
(実際はそれなりに暗かった)
写真については、結構アグレッシブなシーンが撮れました!
アシスト後のコッシーが吠えてるところなんて目の前だったのでいい表情が撮れましたわ!

しかしピッチレベルという事で上からは見えない事が見えてきます。
「当たり」のところです。
コンタクトプレイの精密さを見ることが出来ます。
サッカー全体は見えないけど、細かなプレイの理由が見えてくるのがピッチレベルだと思うのです。

それでこの名古屋戦、ここのところあんまりよろしくない意味で注目していた川村くんのいい所を探してみようと思いました。
川村くん、懸命なのはわかるのですが、ここぞというところで「それはそっちじゃないんじゃないか?」というプレイが多いと思うのです。
それは自分の出来る出来ないを自分なりによくよく把握してるからそのチャレンジはしないのではないか、と思ったのですが、そこでチャレンジができる技術を身につけて早くそこでチームを動かすワンプレイが出来るようにならないと今のレギュラーポジションに居続けてはならんのではないか?と思っているのです。

彼の売りは「運動量」なのでしょうが、本来は捌きもパスも上手いし、さらに言えばフィードやフリーキックもかなり上手い選手だと思っていました。
運動量で負けてたとしても技術で行ける選手だと思ってたのに今の印象は真逆。運動量で足りないものを埋めていくという選手に見えるのです。

名古屋戦もしっかり走っていたように思います。
前半は攻守が入れ替わりますから特にアップダウンも左右への振りも激しくなります。
そんな中で、後半、名古屋の仕掛けに引っかかります。
川村くんが相手中盤がグッと前に行こうとすると付いてくるところを見抜かれたのか、逆サイドが開いてしまった時に川村くんを食いつかせ、裏を取ったのです。
そのままユンカーに抜かれてしまい失点を喫します。

この彼起因の失点は何度も起こっているんです。
バックが止めることができず失点ということですが、その前に寄せすぎて裏にスペースを作っているのでバックが丸裸というとき、失点してしまいます。
名古屋戦でも同じミスから失点。
これをどうするのか?と思っていたところ、どうも川村くん、自分が裏を取られたことが分かっているようだと感じたのです。
私上から見ていた時、川村くんはこの寄せについて自分ではわかってないのでは?と思っていたので、認識がありそうなのを見て、すこし安心しました。
そこからは、抜かれる事はなかったのです。
名古屋も何度もそこでやれるとは思ってなかったでしょうし。

川村くん、練習の時のパススピードやポジショニングは悪くないんです。
逆に私の印象はこれならレギュラーで試合に出られるよね、と思ったくらいですもん。
試合となると少し違うのかもしれません。
吉田でできるのだから、そのままがいずれ相手がちがっても出来るようになる、それが監督が言う「川村拓夢になる」という事なんだろうなと思いました。(読んでは無いけど)
しかしこれはこの監督がいる間になんとかしてブレイクスルーしなければならない問題だと思うのです。

今の監督が青山敏弘のようなボランチを望んでいないというのも理解しています。
貯めて動き始めるのでなく、瞬時に前に向かうエネルギーを爆発させるようなプレイと守備を同時にやってほしいのです。
監督は練習の時の川村くんにそれができそうな選手であると感じているわけです。
出し続けることで植え付けられるボランチ像でなく、自分がこのチームを引っ張っていくというプレイができるのかどうか。

正直、まだまだですし、ゆくゆく川村拓夢がここにいればという選手になると監督は信じていると思います。
もしも体制が変わった時にまたレギュラーにしてもらえたら、そのときは「6を超えた」ってことになるんでしょう。

私はまだまだ今のチームを引っ張れるとは思っていないですが、他に候補がいないのならラスト3試合、頑張ってくれたらと思いました。

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