北川陽子 | 劇団FAIFAI

劇団「快快-FAIFAI-」主宰。 劇作家、演出家。よんちゃん。
固定されたノート

#自己紹介

はじめまして、北川陽子です。
快快(FAIFAI)という劇団を主宰しています。
劇作家、演出家です。
普段は脚本を書いていますが、そこからあふれたものをnoteで小説として投稿していこうと思っています。

快快 -FAIFAI-プロフィールーーーーーーーー

2008年結成。東京を中心に活動する劇団。変化し続けるメディア、アートの最前線にアクセスしつつ「演劇」をアップデートし、社会性とポップで柔ら

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Duangとdaaoのトムヤムクン/レシピ小説

この小説は、Duang-Daaoというタイ料理屋さんが2016年に作った本「ドゥアン・ダーオのトムヤムクン」のために書いたものです。
文章や漫画、小説などでトムヤムクンの魅力を伝える本なのですが、私はレシピ小説を担当しました。
小説自体がレシピになっていて、読めばトムヤムクンが作れるというわけです。
ドゥアン・ダーオとは、タイ語で「星」を意味する名前だそうです。
タイには私が主宰する劇団「FAIF

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よもやま話 昨日今日

先週、落語「だくだく」の小説版をあげてみたけど、感想をもらうなどしてとても楽しい!
自分の書いたものが人の脳内に流れ込んで何かになって戻ってくるの嬉しい。

矢継ぎ早に短い言葉で、どんどんと状況を描写して脳に送り込んでいく感じは独特

とゆう感想とか

カッパが遠藤一郎さんに似てるというか完全に一致

とゆう感想とか

カッパについては、一郎さんの事は全く頭になかったのでモデルじゃないけどね!

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「シャネチャネ・2」 短編小説

夢みたいにきれいな、劇場で
あたしはパパとママと手をつないで
発光する女の、うつくしい物語をみてる
たましいを震わせて、うたうくちびる
ほんものの叙情とあこがれ
目は潤んでいる
パパとママは一体になって
喜びながら溶けてしまった
あたしは不安になって、あたりを見渡す
客席からべたべたとした液体にまみれた
緑色の男たちが這い出して
きっと女を骨まで食べ尽くしてしまう
あたしは黒く光る銃に手をかけて

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「シャネチャネ」 短編小説

けっこう前の話だが、ドジな泥棒がいた。

ドジな泥棒。自分の事を客観的にコンパクトに説明するとかなしい。おれはドジな泥棒。むきになって、私は〜、俺は〜、って人称のとこ、泥棒は〜って言いたくなるくらいにはいつも、自暴自棄だった。

けっこう前、とは人それぞれだけれども、おれの場合のそれは4、5年前ってところか。何年前でも100年前でも別にいい。大した問題じゃない。

すべからく世界は崩れ、再生してい

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