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【西国三十三所巡礼】第十番札所 三室戸寺

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 三室戸寺
 本尊 千手観世音菩薩
 住所 京都府宇治市莵道滋賀谷21

 東西線六時蔵から京阪六時蔵が、そこそこ距離あるとは……。
 宇治線で三室戸へ、そこから歩き。
 三室戸寺は紫陽花が有名らしい。本堂前に並んでいる蓮の鉢は残念ながら茎だけがぴょんと立っている。時期によっては綺麗なんだろう。十二月頭じゃ、なかなかね。

 ところで、山にあるお寺では定番なのだろうか。なんとなく心くすぐられるのだが、笛守り。災害時などにも役立ちそうだ。何度か見ることがあったのだけれど、まだ買ってはいない。こういうの、タイミングなんだよな〜。(第四番札所に向かう道すがら、買っておいた方がよかったのでは……と思うとはこのときは想像もつかなかったのであった)
 そういえば、似たお守りってよく見かける。ナスとか足の形をしたお守りとかあるよね。業者が同じなのだろうか。

 このお寺にはさまざまな動物がいる。
 財運・良運がつくといわれる頭が老翁の狛蛇、抱いている球のなかの卵を立たせると昇運がつくという狛兎、開運祈願の宝勝牛とか。
 源氏物語浮舟の古蹟もある。なるほど、宇治十帖である。実は源氏物語、後半までは読めてないんだよな。
 奥にある、「一つだけ願いを叶えてくれる」お地蔵さん。絵馬に願いを書くそうだが、きたときにはちょうど絵馬が売り切れていた。しかし叶えてくれるのならばそりゃ願いたいので五百円(絵馬のお代)を賽銭箱に入れた。

 帰り道、黄色い帽子を被った小学生の集団下校にでくわした。大騒ぎしているけれど、どいつもこいつも好き勝手なことをしゃべっている。
 それでいいんだと思う。それぞれが好き勝手に、やりたいようにすればいい。
 見守りのおじさんに「さいならー」と挨拶だけは声を揃えていた。

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