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【西国三十三所巡礼】第十一番札所 上醍醐 准胝堂

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 上醍醐 准胝堂(醍醐寺)
 本尊 准胝観世音菩薩
 住所 京都市伏見区醍醐東大路町22
(写真は醍醐寺観音堂。2021年現在、こちらで御朱印をいただけます)

 醍醐寺へ。御朱印をもらえる場所について訊ねている集団がいた。広いもんねえ。
 残りわずかな紅葉を撮影しまくる人々。参拝したのは十二月のあたま。季節が変わる。いや、もうすでに冬か。昼間はましだけど夜になるとマウンテンパーカーではちときつい。
「いましかない」
 来年も同じようにあるとは限らないのだ。
 修学旅行で行ったとして寺社仏閣をまともに見ることはない。写真はばしゃばしゃ撮るけど説明なんて聞き流す。先日三十三間堂に行ったとき、ジャンプして空中にいる状態を撮影しようと苦心している学生集団がいたが、ここでやることか〜? いやロケーション的に「アリ」なんだろうか。

 もう次にくることはないかもしれない。若くなくなったからだろうか。
 だから写真をひとまず撮る。京都のインスタ垢があるけれど、見返すときがあるだろうかとたまに考える。先の自分のために残しているけれど、先の自分はどう思うんだろうか。やってんな〜、か。
 醍醐寺は金堂、五重塔と見所がたくさんある。ひとまず奥の庭園の写真を撮りまくった。

 現在准胝堂まで行くことは叶わない。火災によりお堂が焼失したため、下醍醐・伽藍内の観音堂に、准胝観音を安置し、参拝、納経、朱印となっている。かなり歩くところをショートカットできる。残念である。
 三宝院((プラス500円)も入った。庭園を眺めながらなんで歳をとると寺社仏閣に行きたがるのかを考える。自分が歴史の最先端にいることをリアルに感じるからだろうか。新しいものでなく古いものに立つ方が、時間の流れを感じ、今と昔を地続きにさせてくれる。

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