連続短編小説 非日常 6日目

醤油ラーメンおまちどう!

ふぅ、ふぅ、ふぅ

熱々のラーメンを掻き込む

今日は会議で遅くなったので最寄りのラーメン屋へ。

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北海道出身の自分は味噌ラーメンが大好きで、地元ではよく通っていた

中でも海老味噌ラーメンがお気に入りだった。

海老の香ばしさに味噌が包まれていて、どこか

優しいおばあちゃんのようである。

厚切りのチャーシューは、たくましく父のような存在だった

ご飯を掻き込みながら、スープを飲む。

これこそ至高の幸せだ。

よくパチ屋で勝った帰りには、寄ったもんだ。

行きつけの店は、たまの日曜日にイベントをやっていた。

特にパチンコが凄かったのを覚えている。

昔の地中海の甘デジで28くらい、当時人気だった銭形平次は25くらい回ったりしていた。

それに座れたら、ほぼ勝ちが約束されたようなもんである。

当時の自分には期待値の概念などなかったが、流石の俺でも勝てるとわかっていた。

あとは、北海道といえばジャグラー

今ではどこの店でもジャグラーコーナーは多いと思うだろうが、北海道のホールではほぼ半分が

ジャグラーで埋められているところが多かった気がする。

比較的、ベースは高かったのか積んでいるお店は
何店舗かあった。

当時はカチカチくんを使えないお店もあったので、コインでぶどうを数えたりしていた

とは言っても、何枚も数えるわけにはいかない。

5枚5枚の山を作って、貯まったら崩していく

途中でこぼしてわからなくなることもあったが(笑)

打ち癖がすごいお客さんが多くて、だいたいの台の第三ボタンは塗装が剥がれていた。

まぁ、ジャグラーコーナーはどこもそんな感じではあると思う。

よく目押しを頼まれたりもしたもんだ。

いろんな人に頼まれるから、お礼のコーヒーがどんどん溜まっていた

糖尿病まったなしである。

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さてと腹も満たされたし帰ろうか

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