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Surface pro Xを仕事で3か月使ってみての所感

主に出先での仕事用にsurface pro Xを発売直後に購入して、約3か月ほど使ってきました。
これを選んだのは、出先ではペンでonenoteにメモを取ることが多いため2in1デバイスが望ましいことと、使うたびにデザリングでwifiにいちいち繋げるプロセスが煩わしいのでLTE対応が必須という点を踏まえてです。
テレワーク用のデバイスの候補としてsurface pro xのレビューを最近よく見かけるようになったので、ここで、私の所感を記したいと思います。

1 結論

やはりCPUがARMという点で、アプリの制限が大きいことが大きなネック。仕事で使えなくはないが、普段使いにストレスを感じることが多々あるため、基本的に限られた用途のサブデバイスとしてしか使えない(のでファーストチョイスとはなり得ない)、というのが所感です。

2 一番いいところ(デザイン)

一番のメリットは、やはり「デザイン」です。薄さ、アルミの躯体の洗練された造形など、Surface proシリーズのスタイリッシュなデザインの一つの到達点となっています。これだけで、所有欲はかなり満たされます。ただし、全面黒なので指紋は結構目立ちます(拭いてもすぐに付く)。 なお、タイプカバーをつけると約1.1キロ程度の重さなので、その辺のノートパソコンと重量は変わらないです。

3 基本スペック


事務作業・文書作成・ウェブサーフィンで普段使いする分にはサクサク動き、全く問題はありません。ただし、グラフィックデザインとかゲームの場合はわかりません。
 ディスプレイの解像度も高く画面はきれいです。
 CPUがARMということで、立ち上がりの速さやバッテリーでintelより優位性があるとのことで、確かに立ち上がりも早くバッテリー持ちも良いです。バッテリーは、正確な時間は計っていないですが、一日出先で仕事で使っても(8時間程度)足りなくなったことはないという肌感覚です。
 LTEについては、たまに通信が途切れることがありますが(1日に2,3回くらい)、基本的にはすぐに繋がり、快適に通信できています。

4 タイプカバーとペン

タイプカバーのキーピッチは余裕があり、また、キーストロークは程よい深さで悪くはなく、ミスタイプは少ないです。ただし、surface特有の「パカパカ」する感じと、少しカバーがしなる感じが若干マイナスです。
 ペンが標準装着されていて充電までしてくれるという仕様が今回のタイプカバーの大きな特徴の一つですが、そのための薄っぺらいペンの形は正直少し書きづらいと感じることが多いです。

5 タブレットとしての用途

windowsタブ全般に言えることですが、ipadと比べるとタブレットとしての使い勝手はかなり悪いので、タブレット用途で使うことはほとんどありません。本当は、これでkindleとか、dマガジンとか、新聞の紙面アプリなどが読めればいいのですが、敢えてこのデバイスで使おうという気にはなれないくらい使い勝手が悪いです。

6 ARMであることのアプリの制限

これがこのデバイスの最大のネックであり、各所でも言われていることです。ただ、巷のレビューではAdobeの画像制作系のソフトが使えないということだけが強調されていて、この最大のデメリットにはあまりスポットが当てられていない印象があります。
 surface RTと違い32bitのアプリが使えるようになったことが大きな進歩とは言われていますが、それでも以下のアプリ類が使えないことが現状では大きなデメリットです。
・dropboxのデスクトップアプリ
・プリンタやスキャナーのドライバー
・Adobe系のソフト(pdf関係。使えるけどかなりもたつく)
・日本語入力ソフト(google入力とかATOKとか)
・ウイルスソフト(使えるものもあるようですが)

 私は、仕事上のファイルはdropboxに格納しているのですが、dropboxについては、Sモードという極めて簡素化された使いにくいアプリで開くか、ブラウザからログインして使うかしかできない状態ですので、これがかなりのストレスとなっています(デスクトップアプリとは使い勝手に雲泥の差があります)。

 これを機に、止む無くクラウドをdropboxからonedriveに乗り換えようと画策もしてみましたが、onedriveはファイル同期速度や安定性がdropboxと比べるとかなり劣るので、これも断念。

 プリンタドライバーについても、複合機、家庭用のプリンター含め、ARMでは普通に作動する気配がなく、ストアアプリでリリースされているものしか現状では使えないのですが、これもまた現状では極めて使いづらいものばかりです。

 以上のアプリの制限のせいで、仕事で使うにしても、余計なプロセスが生じたり、作業に行き詰まることも度々生じるので、ARMによる立ち上がりの速さやバッテリーの優位性を上回るデメリットを感じざるを得ないというのが、今のところの所感です。

 2021年にはmacもARM対応のパソコンをリリースするという報道も最近ありましたので、そうなれば、もう少しARM対応アプリが増えてきて使い勝手も向上するのかもしれません。
 しかし、現状では「もう一歩」のデバイスです。

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