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仕事用に、Ghurkaの鞄

自分の仕事道具で最も大事なものはパソコンですが、その次に大事なものは鞄です。

弁護士の仕事は、裁判所で行われる裁判期日に出向いたり、顧問先・依頼先との打ち合わせに出向いたり、相手方との交渉現場に出向いたりと、外回りをすることが何かと多く、週の半分以上は外回りで出っ張っていることが多いです。なお、コロナ後のウェブ会議の普及により、以前よりも外回りは減っていますが、それでもまだまだあります。

そして、外出する度に、ノートパソコンや分厚い訴訟記録等(電話帳くらいの厚みはザラ)を持ち運ぶので、かなりの重量になってしまい、鞄を常に酷使します。このように、仕事の鞄は、毎日キツい行動を共にする相棒とも言え、とても大事な道具なのです。

そんなわけで、現在の仕事の相棒バックは、Ghurka (グルカ)というブランドのBLAZER. 278というリュックです。
グルカとは、アメリカの革鞄メーカーですが、日本に店舗はなく、新品のバックは日本国内では入手ができません。かなり昔に日本でも流行ったことがあるようで、数年前まではBEAMSやSHIPとのコラボのバックが日本でも出回っていて購入できたのですが、今は日本では完全に下火になってしまいました。
そのため、現在、グルカの鞄の購入のためには、ネットでアメリカから輸入する以外の手段がない状況です。

私がグルカを知ったのは、5〜6年前にGOODS PRESSという雑誌で偶然取り上げられているのを見かけたことがきっかけです。そこでなぜかピンときて一目惚れしました。
ちょうどその頃SHIPとのコラボでNo.5という代表モデルが販売されていたので、それを購入したのが付き合いの始まりです。

このグルカというメーカーのバックは決して安くはないのですが(価格帯は10~20万円程度)、とにかく丈夫で、かつ革の質感がとても良いのが最大の特徴だと思います。
デザインは良く言えばトラッド系で飽きないですし(悪く言えば古臭いですが)、作りは細部までしっかりと作り込まれていて値段相応のクオリティは感じることができます。

機能性や軽さだけを考えると、仕事ではナイロン製のバックがベターなのですが、グルカのバックの革は毎日触れたくなるような質感の良さがあります。
また、ナイロン製だと、傷ついたり色褪せるとみすぼらしくなるだけですが、革鞄は使っていくうちに傷や色褪せなどで経年変化して味が出てくるので、長く使っていくことに楽しみを感じることもできます。

そんなわけで出会ってからすっかりグルカの魅力に取り憑かれてしまい、No.2というボストンバック、No.5というブリーフケース、そして、今回新たにNo.278というリュックを購入し、それぞれ愛用しています。

とにかく、グルカは日本に全然出回っていないので、日本で得られる情報も少なく、現在のグルカの経営状態はよくわかりませんが(ブルックスブラザーズのように破綻寸前なのかもしれないし、逆に唯一無二のブランドとして地位を確立しているのか、果たして)、もっと買いやすくなるように、日本に再進出してくれることをひたすら願うばかりです、

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