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3年で売れよう

3年で売れよう

これが、東京ゴシップスから脱退して、座付きとして再スタートした時に池崎さんと設定した目標でした。

それまで池崎さんのR-1最高成績は3回戦でした。

1年目・・・準決勝進出
2年目・・・決勝進出
3年目・・・優勝

これが描いていた計画でした。

準決勝に行くことで、ネタ番組など、テレビに出れるチャンスがくる。

そのチャンスを活かしてお笑い界での知名度を上げて決勝進出。インパクトを残し、ネタ番組以外のテレビ番組にも出演。お笑い好きな人以外にも知名度を上げる

3年目で満を辞して優勝。

そんなプランといいますか、青写真でした。

で、実際がこちら

1年目・・・準決勝進出
2年目・・・3回戦で敗退
3年目・・・決勝進出
4年目・・・準優勝

世の中やはりそんなに甘くないですね、、、

2年目の3回戦敗退がいりませんでした!

でも、そのネタは大好きなんです。

【実写版サザエさん】

実写版といい、本物の鱈(タラ)やカツオを出してオリジナルストーリーのサザエさんを舞台上でやるというネタでした。

冬に丸々一匹の鱈とカツオを入手するのがまぁ大変で、、、

それを運搬してライブ会場を生臭くしてはネタをブラッシュアップし、いざR-1本番

ネタの中身を簡単に説明すると

第1話

カツオが宿題をやっていなくて、サザエに怒られる

ノリスケ(板海苔)に泣きついて宿題手伝ってもらう

カツオのノートをチェックするサザエ。
ノリスケさんに手伝ってもらったでしょ!と怒るサザエ。

ゲゲ!なぜばれた!?と焦るカツオ

ノリスケさんがノートに挟まってるじゃない!と怒るサザエ

第2話

タラちゃん(鱈)が落ち込んでる

なぜかと聞けば、水族館に行ったとのこと。
そこでタラちゃんが目にしたのは、鱈。

僕って、鱈って一体なんなんですかぁ!?と落ち込むタラちゃん。

魚介類なんてそんなものよぉ〜と、現れる大量のサザエさん。

バブバブバブバブバブバブバブバブ言いながら大量に舞台上に現れるイクラ。

泣くタラちゃん。

こんな内容でした。

今考えると、そりゃ決勝行けんですわな。

優勝はできませんでしたし、4年かかりましたが、池崎さんは、2016年には空前絶後が流行語大賞にノミネートされる位の人になりました。理想で語ってた計画を1年遅れとはいえ実現させた池崎さんを心から尊敬しました。

実はこの空前絶後の自己紹介ネタこそが、僕が池崎さんのお手伝いをした、最初のネタなんです。

7年前の実際のネタ帳。

池崎さんの作った台詞を、赤ペンで修正。赤ペン先生システムです。

ここからさらに池崎さんが直して、直して、、、を繰り返し完成した自己紹介ネタ。

これが世に出た時の嬉しさたるや。

2015年大晦日のガキの使い。

斎藤工さんがやったサンシャイン斎藤。

それを受けて後日収録が行われた

二匹目のサンシャイン斎藤GP

中高生の頃、宗教的な域で好きだったダウンタウンさん。

共演するという夢は芸人時代に叶えることができませんでした。テレビ局でお目にかかることすらできませんでした。

一度、楽屋の張り紙に松本さんの名前を見つけ、ミーハー的に楽屋周りをウロチョロしましたが、姿を遠目にも見ることもできませんでした。

芸人の夢は諦めて、それから作家になり、初めて池崎さんと作ったネタを使った企画がガキの使いで行われる、、、

僕は初めてマネージャーさんに収録現場に行かせて下さいと自分からお願いしました。

自分が関わった事柄で、ダウンタウンさんが笑ってる。

夢が叶ったと言うには捻じ曲げ過ぎてるので言えませんが、少なくても大人になって久しぶりに嬉し泣きしました。

とまぁ、こんな感じで池崎さんとは一緒に色々やらせてもらうようになりまして。

今でも楽しく、一生懸命真面目にふざけています。

そしてこれからも、同じく小声でイカれた会話の打ち合わせをルノアールで行うことでしょう。

作家になってよかったなぁって思います。

ここまでは時系列で自己紹介的に書いてきましたが、これからは時系列にこだわらず、色んな事を書き綴っていきたいと思います。

よかったら読んでやってください!




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