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全SIGMA fpユーザーを幸せにする「I」シリーズが登場したのだ

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待ちに待った箱がとどいたのがうれしいものだから、こちらにも記事を書いてしまうことにした。

箱というのはもちろんクロネコさんが運んでくるもので、今回のはシグマ「I(アイ)」シリーズの新作レンズ2本。SIGMA fpにばっちり似合う小粋なレンズたちである。

SIGMA fpがどういうカメラなのかはブログで紹介しているので、ご存知ない方はそちらをごらんいただきたい。

https://doyacame.net/191112-sigma-fp-01/

ほんとはいろいろ撮って使い心地とか写りとかをブログでぶつぶつやりたいのだが、例のアレが落ち着かないものだから、外に出る機会も減らさなくちゃならなくて、それでとりあえずこちらでちら見せだけでもやっておこうという次第である。

お手ごろだけどそれだけじゃない

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「I」シリーズは、ラインとしては「Contemporary」だけれども、お手ごろ路線からはちょっと離れた一群のこと。SIGMA fpのキットレンズにもなっている45mm F2.8 DG DN Contemporaryと同じグループに属する。

写りのよさと軽快さ、身近な価格設定を兼ね備えつつ、見た目や操作感にもこだわっているところが持ち味だ。

そんなにお高いレンズではないにもかかわらず、外装は削り出しの金属パーツでかためている。材料費はプラスティックより高いし、加工にだって手間と時間をかけているのがパッと見でわかる。

付属のレンズフードが金属製なのは45mmも同じだが、新しい2本は前玉側につけるレンズキャップまで金属製になった。

このメタルキャップは、保護フィルターもレンズフードも使わない人でないとほぼほぼ無意味なアイテムだったりするが、試みとしてはおもしろいし、気分としてはプラスティック製よりあげていけるんじゃないかと思う。

残るリアキャップがいつ金属製に置き換わるかは不明だが、シャチョーがその気になればオンラインショップで数量限定販売ぐらいはあるかもしれない。

ワタシ個人はレンズフードなしでの運用は落ち着かないたちなのだが、そういう人のために従来タイプのプラスティック製キャップも付属している。こういう心遣いもありがたい。

見た目もいいし、いじっていて楽しいレンズ

手にした印象もいい。

35mmは325g、65mmは405gあって、ほどよくずっしりしてくれる(いずれもLマウントの数値)。「ずっしり」と言っても2本で700gちょっと。体力ゲージの残量が乏しいおっさんでも肩凝りレスでいける。

金属ならではのひんやり感も、真冬の野外で使うことさえ考えなければ幸せそのものだ。

操作感も素晴らしい。

フォーカスリングは幅は狭めだが、なめらかな中にほんのちょっぴりねっとりしたところも感じられる。ワタシ的には絶品と言っていい上質な回し心地だと思う。

絞りリングの、こここ……というクリック感は何十分回しても飽きそうにないし、レンズフードを取り付けるときの、くっと入っていって、こくっとはまる感触もたまらなくいい。

こういうのもメカニカルな連動がないからこそ実現できている部分もあるはずだが、この時代になって「いじる楽しさ」が味わえるレンズに出会えたのはうれしい。

もうほんとに目の前にあるだけでわくわくする。

SIGMA fpとのバランスは上々だ。いちばん似合うのはやはりコンパクトな45mmだけれど、35mmも悪くはない。

ひとまわり大きな65mmはちょっと迫力が出てしまうが、構えてみてバランスが悪いとかはない。でもまあ、グリップはつけておいたほうがいいだろう。

もちろん、ボディサイズが少し大きなLUMIX DC-S5にもよく似合う。

とりあえず、この2本を取っ替え引っ替えしながら取るのは楽しかろうと思うのだが、時期的にいろいろあって出られないものだから、ここでは我が家の猫にモデルになってもらったのを1枚ずつあげておく。

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LUMIX DC-S5 35mm F2 DG DN Contemporary F2 1/50秒 +0.7EV補正 ISO3200 Lightroom Classicで調整

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LUMIX DC-S5 65mm F2 DG DN Contemporary F2 1/400秒 ISO800 Lightroom Classicで調整


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