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フォロワーシップによるリーダーシップ

最近なかなかnoteを書く余裕がなかったりするけど、とても大切で、しっかり書いておきたいと筆を走らせることにしました。

それは、タイトルの通りなのですが、フォロワーシップについてです。フォロワーとはリーダーにつくチームメンバーのことですが、フォロワーシップは誰もが高めるべきものだったりします。

フォロワーシップについては下記のサイトにまとめてあったので、読んで頂けると良いのですが、リーダーシップとの関係性について簡単に言うと、「良いフォロワーは良いリーダーになれる」ことと、「自律的で、機能的なチーム作りのためには、リーダー含めてメンバー全員のフォロワーシップを上げていくことが肝要」ということです。

私のフォロワーシップとの出会いは、現在産業技術大学院大学(AIIT)の修士生をしているのですが、授業に「リーダーシップ特別講義」というのがあり、そこで教えているのが、アメリカ海軍のリーダーシップを中心的なテーマに据えたフォロワーシップでした。

担当の教授も個性的で、富士ゼロックスやJAXAなどで働き、慶応の大学院の准教授などを経て、AIITで指導されている方で、日米の組織に所属し、互いの特徴なども実経験で分析されており、とてもユニークな授業が展開されています(笑)

この教科書になっている本は、一橋大学の野中郁次郎名誉教授も訳者の1人として加わっており、リーダーシップの何たるかが記載されています。アメリカ海軍の生死をわける極限環境の中で、最も機能的であるためのリーダーシップについて必要なことが書かれており、それは、現代のビジネス界にも通ずることが多いと感じます。

授業では、教授がビジネスでも必要な箇所を読みながら、意見交換をしていくスタイルなのですが、扱われている内容を1つ1つ自分自身と照らし合わせると、イケていない自分自身の考え方や行動を省みることができます。

その中で、私自身の学び、というか、今の私に足りない部分として大きく2つあることに気付きました。

【学び】
 1.あらゆるフォロワーから学ぶことができる
 2.忠誠は双方向で、0か1であり、
   自分が忠誠心をもっていない人から、忠誠されることはない
   ※海軍的に忠誠と記載してますが、一般的には「信頼」が妥当なように思います


1にも2にも共通していのが、他者への敬意です。

私自身についての過ちとして、自分自身が忙しかったり、余裕がなかったりするときに、自分の中だけで勝手に「自分はここまで頑張っているのだから、ここは適当でも良いだろう」みたいに考え、モノゴトへのハードルを勝手に下げ、まわりを振り回してしまうことに気づかされました。

別の表現で言うと、「思いあがる」とも言えるかなと思うのですが、他者への敬意を忘れ、それでもまわりは信頼してくれるだろうという、大きな勘違いがあったように強く感じました。イメージしやすい例としては、芸人さんでブレークすると、謙虚さを失い、あっという間に業界から干されてしまう、という類の話かなと思います。

授業を通して、チームを一枚岩に、信頼し合え、成長し合える関係性を構築するために、フォロワーシップはとても重要だと痛感しています。


別にアメリカ海軍が好きだとか、アメリカ贔屓とかではなく、参考になることが多く記載してあるので、上官などの単語を「上長」や「上司」、「リーダー」などと読み替えて読んでもらえると当てはまることが多くあると思いますし、読むタイミングによって得られることが異なると思いますので、自分自身の体験や置かれている状況と照らし合わせながら読んでもらえると良いかと思います。


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