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藍島(あいのしま):小倉駅から1時間で行ける離島、秋の小旅行

九州の玄関口である「小倉駅」から1時間で行ける離島があるとは知りませんでした。小倉から北西12キロのところにある小さな離島が藍島です。海好き、船好きな私にはちょうどよい週末の小旅行になりました。

10月のはじめの土曜日、「こくら丸」という定員165人の船で35分、途中には馬島という小さな島を経由して藍島に着きました。

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船着場からは「千畳敷」がある海岸を目指して30分ほど歩きました。千畳敷海岸は広々とした視界が開け、雄大な自然を感じることができる場所です。ミズゴケで滑る岩の上をマリンシューズでソロリソロリと歩いてヤドカリや小魚を見つけたり、小さな貝殻を拾ったり。秋の千畳敷には人が少なく、プライベートビーチのような空間もうれしいです。

対岸には白島や貝島、姫島が見えます。貝島は無人島ですが、6世紀頃の古墳が出土しているそうです。この一帯には古代の人々の足跡が残る歴史ある島々がひしめいている様に感じられます。

藍島の猫(みゃーおトラベル)

藍島は猫の島として知られています。きっと島民に大事にされているのでしょう。猫たちは船着場や家々の周りを悠然と歩きまわり、どこにいても猫たちが親しげに体を摺り寄せてきます。渡船の待合所では猫たちが思い思いに体を伸ばし、気持ち良さそうにくつろいでいました。

小倉渡船は1日3便(朝1便、午後2便)なので、余裕をもっておでかけしましょう。土日は利用者が多いそうで、土曜日の朝の便、10時30分(日曜祝日は9時30分)にあやうく満員で乗れないところでした。釣り客が多いようです。そして最終便は午後3時30分( 日曜祝日は午後4時30分)と早いです。

島猫

① 北九州市の「小倉駅」から徒歩約10分程度で「小倉渡場」に着きます。(小倉から馬島~藍島を経由する小倉渡船は1日3便)
② 『藍島・馬島行き』の案内板がある小倉渡船の待合所で乗船券を購入します。2名用のペア切符を利用して1人分往復1000円でした。(片道券600円)*土日は整理券を受け取り乗船券を購入することが多いようです。
③ 35分で「藍島」に到着。小倉渡船が着いた場所に自動販売機とトイレがあります。これ以外に公共のトイレはない模様。
④ 飲食店はありません。地元の方向けの売店が開いていればアイスクリームや菓子パンなどを買うことはできます。閉店は夕方早めのようです。

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そういえば白イルカのスナメリさん、この地域に定住しているそうなのですが、どこにいたのでしょう。見つかりませんでした。地元の漁師さんによると、スナメリに会える確率が高い時期は6月-8月で波風がない穏やかな日がよいようです。

スナメリさんカラパイア

(スナメリ 画像:カラパイア)

みんながちょっとづつやさしくなれば、毎日の生活がちょっと楽になりますよね。ありがとうって言うとか、ニコっとしたり、駅の階段で蹴らない、とか。私はベランダの雀さんともっと仲良くなろうと奮闘中。最近はカマキリさんともお友達。みなさんはどんな感じかな?