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「人間力」はどうやってつくるか



私は、あかしゆかさんの文章がとても好きだ。
先日読んだこの記事も、とってもとっても良かった。



「自分にしかできないこと」=「スキル」だと思っていた節が私にもあって、それがたとえ書類のホチキス留めが最高に早い&上手いというスキルであっても当てはまると思っていた。

他の誰にもできないこと。
私という人間にしかできないこと。

でも、上の記事にもしっかりと書かれているように、上には上ががいるのだ。果てしなく続く「上」を向き続けていたってキリがないことは自ずと痛感してしまうし、行き着く先は50点でもいいから複数のスキルを掛け合わせること。

オンリーワンになろうと思ったら、それしかない。

最近しつこく発信していることがあって、それは、「面白い人になりたい」「人間力のある人になりたい」ということ。

明らかに漠然とした欲望なんだけど、面白い人にしか面白い人は寄ってこないと思っていて、私は面白い人が好きなのだ。だから、効率よくいろんな面白い人に出会うためには「自分が面白い人になること」。これが、いちばん手っ取り早いし有効的だと信じている。

じゃあ、そんな面白い人、人間力のある人になるためにはどうすればいいのか?

その答えは、すべて上の記事に書かれていた。

日ごろ、日常生活を送っている中で、私たちはたくさんのことに「引っかかっている」し、「違和感を持っている」。

自分ではあまり実感がないかもしれないけれど、わざわざ言語化していないだけで、本当はありとあらゆることに「気付いている」のだ。

それをネタの種として地道にコツコツと収集し、とりあえずそこらへんのチラシ裏やメモアプリやnoteの下書きなんかに残しておいて、あとでゆっくりと調味料を加えながらひとつの料理に仕立て上げていく。

この一連の動作は、自分特有の感性をもってしていることなので既にオンリーワンだし、積み重ねによって唯一の「面白い人」「人間力のある人」になっていくんだと思う。

時間はかかるし、きっと命を終えるその瞬間まで続けていくことだから終わりはないんだろうけれど、この作業自体がとっても面白そうだと感じる。

生活からのネタ探し、文章、発信。

最初は取るに足らない、面白くもなんともない文章が大量生産されるに違いないけれど、でも、そういったものを排出しながら力は磨かれていくんじゃないだろうか? バカにされて、下に見られて、悔しい恥ずかしいと泣く経験がない人には深みが生まれない。

私はそう思うので、あえて自分からこてんぱんにやっつけられに行こうとしている。面白い人になりたいから。面白い人に出会い続ける人生にしたいから。



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